幼児に訪れる言葉の爆発期!語彙爆発・言語爆発に成長を手助けしよう-webaby【エンジニアお父さんの育児・子育て】

幼児に訪れる言葉の爆発期!語彙爆発・言語爆発に成長を手助けしよう

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#子ども#幼児#成長#生活

幼児に訪れる言葉の爆発期!語彙爆発・言語爆発に成長を手助けしよう

2歳前から3歳にかけて子どもは言葉を急激に習得していきます。二語文から三語文を話すようにもなり、今まで以上にコミュニケーションを取ることができるようになってきます。

2歳頃から急に言葉や物の名前などを発するようになり覚えている言葉が多くなってきたと思ったお父さんやお母さんは多いと思います。

また、新しい言葉は二語文から三語文になってくると親としては嬉しく思い、子どもに言葉を投げかける機会が多くなったりもします。

そんな言葉の爆発期に、子どもの成長を手助けしてあげましょう!チャンスがあるならできる子とはしたいと考えているお父さんやお母さんへ語彙爆発・言語爆発にできることをご紹介します。

  1. 語彙爆発(ごいばくはつ)とは?
  2. 子どもが覚える言葉の過程
  3. 子どもの成長を助ける「セガンの3段階の名称練習」
  4. 2歳を過ぎると全て吸収すると考えよう

語彙爆発(ごいばくはつ)とは?

言語爆発とも言われることがあり、子どもが2歳頃から3歳にかけて言葉の習得が急成長し、爆発的に言葉や意味を理解し話始めることをいいます。

また、あまり意味のない言葉を話していた子が物の名前を話すようになったり、二語文を話していた子が三語文を話すようになったりもします。

この時期の子どもは吸収力が高く、スポンジのように言葉をいろいろと吸収していきます。さらに、その場で覚えた言葉を使って話しだしたりもします。

日々のインプットを行い、すぐにアウトプットを繰り返すことで一日で覚える単語を急激に増やしていくと言われています。

2歳で獲得できる言葉の数は300語程度と言われており、3歳になるとその3倍以上の1000語程度を覚えるとも言われています。

大人が英語を覚えるのに1年で300語や1000語を話せるレベルまで理解して覚えると考えるとすごい数だと思います。

子どもが覚える言葉の過程

産まれてから成長し最初は意味が理解できない言葉を話します。次に簡単な言葉や短い単語を話しますが正確には話せない状態が続きます。

ある程度の言葉を理解し話せることができると動詞を活用して二語文を話すようになってきます。この状態になると会話というコミュニケーションの土台が出来上がっている状態になり、二語文から三語文へとどんどん長く話せるようになってきます。

生後6ヶ月まで 音を発するように声を出す
「アー」「イー」「キー」など
1歳まで 身近で簡単な言葉を話すようになる
「ママ」「パパ」など
1歳半まで 絵本や会話から簡単な単語を覚える
「うさぎ」「キリン」「りんご」「いちご」など
2歳まで 物の名前なども増えて、動詞なども覚える。二語文が話せるようになる
「ママとって」「パパ抱っこ」など
2歳半まで 挨拶もでき、三語文を話せるようになる
「おはよー」「バイバイ」「せんせい 待ってー した(追いかけっこ)」など
3歳まで 徐々に長文になり、質問するようになり習得スピードが更に上がる
「これは?」「あれ何?」など

1歳半を過ぎると絵本や会話などから吸収できるようになり、生活する上で使う頻度が低い言葉もしっかりと覚えるようになってきます。

この時期から覚えたことを使うようになり、自分で復習して何度も同じ言葉を話すようになってきます。これにより言葉の覚え方や記憶する方法などが形成されるのだと思います。

2歳を過ぎると言葉の覚え方が身に付いているため、あらゆる会話や大人が発する言葉を捉えて習得していきます。これが言葉の爆発期に入る状態になります。

子どもの成長を助ける「セガンの3段階の名称練習」

モンテッソーリ教育でよく使われている方法で、フランス人医師エドワード・セガンが創案したものになります。

「記銘」「保持」「再生」の3ステップで言葉の意味と実物との結び付けと習得を行います。

説明や名前を聞くと難しく思いますが、1日に5分程度遊びながら楽しくすると思って下さい。

ステップ1「記銘」

りんごやバナナなど実物を目の前にして、「これが、りんご バナナ だよ」と指を指しながら子どもに言い聞かせます。

これにより、実物を見ながら名前を発するため物と言葉を紐づけることができます。

注意するポイントは、お父さんやお母さん側が話すため子どもは聞く状態になっていることが大切です。また出来る限り余計な言葉は使わないようにしましょう。また、ゆっくりと明確に伝えることが大切です。

ステップ2「保持」

子どもに行動してもらいます。「りんごをください」or「バナナを取って」と問いかけて子どもに物と名前が紐づけされているかを確認します。これは子どもの中で、しっかりと物と名前が紐づけらた状態で頭に入っているかが重要になります。

注意するポイントは、ステップ2でできなくても焦らずステップ1に戻り、ステップ1とステップ2を何度も繰り返しすることが大切です。

ステップ3「再生」

ステップ2までができるようになれば、ステップ3に進みますが、ここで初めて子どもは言葉を発する場面になります。子どもによってはステップ1と2で名前を言いながら行動することもあるので子どもに合わせて進めていきましょう。

ステップ3では物を指差ししながら「これは、なんですか?」「これは何?」と質問します。これにより子どもは「りんご!」と答えることができます。

注意するポイントは、ステップ2までが十分にできているとステップ3は簡単に言葉を話すようになります。これを日をまたいですることで子どもの記憶に残る様になります。できなくても無理にしないようにしてください。

2歳を過ぎると全て吸収すると考えよう

子どもとの会話は子どもにとって言葉を覚える大切な時間です。また「セガンの3段階の名称練習」を活用することで記憶に残る様に遊びながら練習することもできます。

ただ、お父さんやお母さんの会話や大人同士の会話も子どもは聞いており、子どもが遊んでいても会話の内容や言葉を覚えたりもします。これにより語彙爆発が加速するとも思います。

子どもの言葉使いもお父さんやお母さんから吸収し身に付けていくため、会話でも少し気をつけることが大切です。

子どもは知っている言葉が大人より少なく、言葉使いが悪いまま覚えてしまうとそのまま使ったりもします。

よく聞く話では、保育園や公園などで子どもが話した内容でお父さんやお母さんが恥ずかしい思いをしたなどがありますが、これは大人の会話から吸収したことが多いので、子どもに対して言葉使いを気にしている方は、大人同士の会話も少し気を使って話すようにしましょう。

大人びた言葉を使う子どもを見ると可愛く思ってしまいますが、私も出来る限り子どもには良い言葉を覚えてほしいなと思う親の一人です。

皆様も、少し気を使うだけで改善されるかもしれません。子どもの成長をお父さんやお母さんが少しでも楽しく手助けしてあげましょう!