子どもとのお出かけはしっかりと水分補給をして熱中症対策を!
5月に入り、公園やお散歩をするには最適な時期になってきました。
真夏ではないですが、日差しがきつい日もあり、子どもには熱中症対策が必要です。暑くないからといって水分補給を怠ったり、日差し対策をしないでいると子どもはすぐに熱中症になってしまします。
そんな子どもとのお出かけで熱中症・脱水を予防する方法を体験談とともにご紹介します。
子どもは大人よりも水分補給が大切
子どもは身体が小さく、また体温が高めです。ですから、すぐに汗をかいたりして体内の水分が不足してしまいます。
また、公園やお散歩では大人と違い、地面から顔までの距離が近く、大人が感じる気温より高いこともあります。
そんな子どもにとっては水分補給が大切です。
年代別の1日に必要な水分量
乳児 | 150ml |
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幼児 | 100ml |
学童 | 80ml |
成人 | 50ml |
こちらの目安は飲用水・食事からの水分量を元にしています。また気温・体調や運動量によって必要な水分量はちがいます。
上記の表を比べても大人よりも子どもの方が水分を必要としています。
また、公園などで楽しく遊んだり走り回ったりすることで、脱水になることもあるのでしっかりとした水分補給が必要になります。
子どもが脱水ならないように
最近では自宅に居ながら熱中症や脱水になる大人も少なくないです。このことから大人であっても自分が脱水症状がでていることに気がつかないことが多いです。
また、日々の生活や仕事が忙しくて水分補給を怠ったりすることもあり、「あとで飲もう」という軽い考えから熱中症や脱水になりがちです。
自分の事も安易に考えてしまう脱水ですが、それが子どもだと気がつきにくくなります。
人は喉が渇いたと感じた時点から脱水が始まっているとも言われています。そういった状況からすぐに水分補給しても実は遅かったりもします。ですから、子どもとお出かけする際は、必ず定期的な水分補給が必要になります。
脱水症状
- 唇や皮膚が乾いている
- 尿の量・回数が少ない
- 尿の色が濃くなっている
- 目がくぼんでいる
- 機嫌が悪い
上記のような行動や様子が子どもに見られたら脱水症状がでていることになります。また、こういった症状がでている時点で脱水がかなり進行していると考えてください。
子どもの水分補給について
生活する上でどういったタイミングで水分補給をさせるのがいいかわからないという方も多いと思います。
当然ですが、食事やおやつの際は水分をしっかりと取っているとは思いますが、問題はその他のタイミングです。
水分補給が必要なタイミング
- 運動する前後
- 食事・おやつの時間
- お風呂の前後
- 朝起きた時、昼寝した後
- 就寝前
このようなタイミングには必ず水分補給をするようにしましょう。
室内であっても走り回ったり、遊び回った後なども、運動する前後にしっかりと水分補給することが大切です。
また、公園やお散歩に行く際は、少しの時間であっても必ず飲み物を持っていくようにして、定期的に飲ますようにしましょう。
1回の飲む量が少なくてもしっかりと定期的に与えていれば問題ありません。
幼児になるとジュースを飲むこともあり、ジュースを欲しがったりしますが、基本的には無糖の飲み物で水分補給をすることをオススメします。
糖分によってさらに喉が乾いたりと小さな子どもは自分でコントロールすることができないのでお父さんやお母さんがしっかりと水分のコントロールをしてあげましょう。
日差し対策は必須
お出かけをする際は、日差し対策として帽子をかぶるようにしましょう。
公園などでは日陰も少なく、地面からの照り返しと太陽の日差しの両方から紫外線や熱をもらってしまいます。
子どもは体温が高く、身体も小さいので動き回ったりして運動するとすぐに体温が上がっていきます。それに加えて太陽の日差しと地面からの照り返しによって、どんどんと体内に熱を蓄積していきます。
しっかりと水分補給をしていても身体が追い付かなくなってくる場合もあります。
そうならないためにも、まずは太陽の日差しから対策してください。
大人であれば日傘や木陰で休んだりしますが、小さなか子どもは日傘などを常に持っておくことはできません。また、興味があるものには走って寄っていくので陰で休むということもしないです。
ですから、まずは帽子を身に付けるようにしましょう。多少の激しい運動をしてもずり落ちないようにサイズが合っているものやあご紐がある帽子がオススメです。
また、帽子のつばが大きく広いものを選ぶようにしましょう。最近では後頭部から首まで日差しを予防できるタイプもあるので頭に近い部分は日差し対策ができる帽子がオススメです。
夏じゃなくても対策は必要!
最近では気温が例年より高くなっていたりすることも多く、夏のように暑くないから大丈夫という考えは捨てましょう。
子どもは、大人が考えているよりも動きますし、体内の水分が不足しがちです。
子どもの身体を守るのはお父さんやお母さんしかいません。特に公園などでは、知り合いの親子もいてたりすると話し込んでしまったりすることもあります。
そういった場合でも、お互いに水分補給の時間を作って、定期的に水分を取るようにしましょう。
また、先程も言っていた日差し対策も同時にすることで、子どもの体温上昇の対策もできます。子どもは体調が多少悪くなっても目の前に楽しいことや興味があるものがあるとそのまま遊び続けます。
それを見極めるのも難しいと私は考えています。ですから、熱中症や脱水によって体調が悪くなる前に対策をしてあげることで、子どもの安全は守られると考えています。
4月・5月という時期でもしっかりとした熱中症や脱水対策をするようにしてあげましょう!