子どもの睡眠は大人と違う!?子どものレム睡眠・ノンレム睡眠について-webaby【エンジニアお父さんの育児・子育て】

子どもの睡眠は大人と違う!?子どものレム睡眠・ノンレム睡眠について

子どもの睡眠は大人と違う!?子どものレム睡眠・ノンレム睡眠について

赤ちゃんや幼児の就寝時やお昼寝ですぐに起きてしまったり、少しの物音で目を覚ましてしまったりということはないですか?

「やっと寝かしつけたのに…」「物音でお越してしまった!」など、赤ちゃんや幼児の睡眠で苦労することも多いと思います。

寝ている間に家事をしようと思っていたりしてもなかなかできず、近くで見守ることになったりもします。

それは、子どもの睡眠の質が大人と違うからです。

子どもの睡眠「レム睡眠・ノンレム睡眠」についてご紹介します。

  1. レム睡眠・ノンレム睡眠ってなに?
  2. 大人と子どものレム睡眠・ノンレム睡眠の違い
  3. 浅い眠りは見守りましょう
  4. 子どもの睡眠は大人がしっかりと確保して

レム睡眠・ノンレム睡眠ってなに?

睡眠にはレム睡眠・ノンレム睡眠の2種類があります。

レム睡眠・ノンレム睡眠をバランス良くとることで快眠を得られますが、このバランスが崩れると健康に害が出てきます。睡眠時間をたくさんとっていても質が低下したり、あまり眠れなかったりと様々な影響が出てきます。

また、子どもの睡眠時の寝相や寝返りなども、このレム睡眠・ノンレム睡眠が関係していると言われています。

レム睡眠とは?

まぶたの下で素早く眼球が動くことから頭文字をとってレム(Rapid Eye Movement)睡眠と名付けられています。

頭はよく働いているが身体は深く眠っている状態の眠りがレム睡眠と言われています。またこの時に夢を見たりすることが多く、大人の睡眠時間の20%を占めているそうです。

レム睡眠は、脳は起きているが身体は寝ているという状態で、感覚的な刺激をあたえても目が覚めにくい状態です。

また、脳が働いているため起きている時に学習した記憶や情報をしっかりと処理するともいわれています。脳の整理だけでなく心の疲れもこの時に緩和される効果があります。

ノンレム睡眠とは?

レム睡眠の逆になり、浅い睡眠と深い睡眠の2つの段階に分かれてサイクルができています。

浅い眠りから深い眠りに入ると脳の働きも無くなり自覚的なリフレッシュ感を得られるようになります。この状態の時に成長ホルモンの分泌や細胞の新陳代謝などが行われます。

ノンレム睡眠の状態で起こしたり目が覚めると、目覚めが悪かったり夢を見ていないという感覚になるそうです。

基本的にはレム睡眠は身体を休める睡眠で、ノンレム睡眠は脳を休める睡眠と言われています。このレム睡眠・ノンレム睡眠のどちらも必要でバランスよく取ることで質の良い睡眠を獲得できるそうです。

大人と子どものレム睡眠・ノンレム睡眠の違い

大人と子どもの睡眠が決定的に違うのは、レム睡眠・ノンレム睡眠の割合とその睡眠サイクルの時間周期が違います。

大人は、レム睡眠・ノンレム睡眠を1セット90分を繰り返すように睡眠をとりますが、子どもは月齢によって睡眠周期が変わってきます。

新生児であれば40~60分、3~4歳児であれば60~80分、5~10歳になると大人と同様の周期へとなっていくそうです。

また子どもの場合は個人差もあるため大人と同じ周期ではなく、まったくの別ものだという認識が必要です。

また、新生児はレム睡眠(浅い眠り)が全体の50%と言われています。月齢・年齢が上がると、このレム睡眠の割合が徐々に少なくなっていき、生後6ヶ月では30%、3歳になると20%になるそうです。

これによりレム睡眠の割合も徐々に大人の睡眠に近づいていくようになります。

子どもは大人に比べてレム睡眠(浅い眠り)の割合が多く、しっかりと睡眠をとれているのかという思いもあるかと思いますが、眠りながら脳を働かせて自律神経やホルモンのバランスを整えて、さらに記憶や感情などの情報も整理すると言われています。

またノンレム睡眠(深い眠り)になると体を成長ホルモンも分泌され子どもの成長を助けてくれます。

このように子どもに合った割合でレム睡眠とノンレム睡眠を繰り返し行うようになっています。

浅い眠りは見守りましょう

新生児は、浅い眠り(レム睡眠)と深い眠り(ノンレム睡眠)の割合が同じぐらいと言われています。

この浅い眠りの時に物音や衝撃を与えてしまうことで目が覚めたりすることが多いです。ですから、家事などをしないといけないと考えている場合は、赤ちゃんが寝てから20~30分後に家事などの作業をすると目覚めにくかったりします。

もちろん、できるかぎり物音は立てないようにして睡眠の邪魔をしないようにすることが大切です。

2歳・3歳になると浅い眠り(レム睡眠)の割合も徐々に少なくなっていきます。そのため新生児に比べて起きにくくなります。

ですが、2歳・3歳になると身体も成長しており、力や動く可動域も多く浅い眠りの状態に寝返りをしたり布団を蹴ったりと寝相が悪くなります。

子どもが寝ている間に動いまわっている時は浅い眠りの状態です。

特に寝返りなどをしている時は、できるかぎり物音を立てずに見守ってあげましょう。子どもの睡眠をしっかりと確保するためにも、レム睡眠・ノンレム睡眠と関係なくしっかりと睡眠がとれる環境を作ってあげてください。

子どもの睡眠は大人がしっかりと確保して

子どもは自分で寝ることがなかなかできません。もちろん、眠気が限界に達した時は食事中であっても寝てしまったりすることはありますが、そうでない場合は寝かしつけなどを大人がすることで子どもは寝るようになります。

子どもは自分で睡眠時間のコントロールができず、寝不足だという意識もないです。

ですが、寝不足の状態であれば、機嫌が悪かったり怒りやすかったりと様々な精神状態になってしまいます。

そういった子どもにとってのストレスを無くすには、しっかりとした睡眠時間と睡眠の質を確保する必要があります。

このような睡眠の確保はお父さんやお母さんが管理するようにしないといけないですが、日々の暮らしの中で子どもの睡眠時間を計算したりするのは大変です。

ですから、まずは就寝時間と起床時間をしっかりと決めて、日々のスケジュールを確立することで子どもの睡眠時間をしっかりと確保することができます。

また、昼寝の時間も多くとり過ぎないように、時間を決めるようにしましょう。そうすることで、夜もしっかりと寝ることができます。

日々の子どもの睡眠時間はお父さんやお母さんがコントロールしてあげましょう!