子どもに多いスポーク外傷というケガをご存知ですか?-webaby【エンジニアお父さんの育児・子育て】

子どもに多いスポーク外傷というケガをご存知ですか?

子どもに多いスポーク外傷というケガをご存知ですか?

あまり聞きなれないケガですが、「スポーク外傷」は子どもによくあるケガの1つです。

自転車で子どもを乗せて起こるケガになります。

基本的には自転車の二人乗りは禁止になっていますが、子どもを後ろに乗せれるようになっている自転車も多く、保育園や子どもと一緒にお買い物などに出かける時は、後ろに乗せたりします。

そういった時に起こりやすい事故の一つです。

  1. スポーク外傷とは?
  2. スポーク外傷でどんなケガになるの?
  3. 自転車の子どもを乗せれるのは何歳まで?
  4. 幼児座席のSGマークとは?

スポーク外傷とは?

子どもを自転車の後ろに乗せることで、起こるケガの1つです。

スポークとは、車輪の中心から外に向けてある針金部分のことをいいます。その何本もある針金でケガをすることをスポーク外傷といいます。

自転車の車輪に足が巻き込まれたりすることで、針金で足にケガをしてしまいます。

現在の自転車用のチャイルドシートは、そういった巻き込みの危険を未然に防ぐために車輪に足が当たらないようにガードが付いていたりもしますが、危険はゼロではありません。

そういった危険防止でついているものは、基本的に正しく乗れている状態での防止できるものになります。

ですから、子どもが乗っている時に体勢を変えたり、足を動かしたりするとチャイルドシートによっては足を巻き込まれる恐れもあります。

スポーク外傷でどんなケガになるの?

ほとんどの場合は、擦り傷などで済みますが、ケガをする子どもの中でも足の甲や踵からアキレス腱などの広い範囲で擦り傷や切り傷になる場合もあります。

また、酷い場合は、縫合が必要なケガや捻挫などになるケガもあります。

また年齢別の割合は、6歳未満の子どもが52.3%も占めており、小さな子どもがケガをすることが多いと思います。

>>政府広報オンライン:スポーク外傷ってどんなケガ

上記のページにも記載されており、いくつか事例を紹介しています。

5歳男児のケガの場合

  • アキレス腱の根元から左右に扇状の裂創
  • 腱が見えるような深い挫創(12針縫合)

7歳女児のケガの場合

  • 左踵裂創
  • 左足関節捻挫
  • 左下腿挫創
  • 皮下血腫

4歳男児のケガの場合

  • 左足関節に擦過傷

このように大きいケガになることもあります。こういったケガの原因は幼児座席を装着していない自転車や壊れているものに乗せたりなど、お父さんやお母さん不注意で起きることが多いです。

幼児座席が付いてるからといって安心せず、定期的な点検をするようにしてください。

また、急いでいたり慌てている状態でも、起こる事故だと思います。慌てていて正しい姿勢で乗せる前に発信してしまったり、急いでいて急発進することで大人の力でケガが起きてしまうのです。

自転車に子どもを乗せる際は、注意するようにしましょう。

自転車の子どもを乗せれるのは何歳まで?

道路交通規則では二人乗りは禁止されています。ですが、幼児を乗せる際は、認められています。

ただし、6歳未満までと指定があるのはご存知ですか?

6歳未満と決まっている理由としては、6歳以上になると幼児座席を使用しても身体が大きく足が巻き込まれる危険性が高いからだと思います。

安全に乗るために使用する幼児座席が子どもの身体の大きさと合っていないことで、車輪に足が巻き込まれるということになります。

また、6歳未満の子どもを同乗させるためには、幼児座席をつける必要があります。

この幼児座席にもいろいろと種類があるのでしっかりと安全と認められたものを使用するようにしましょう。

幼児座席のSGマークとは?

幼児座席を選ぶ時は、SGマークが付いているか確認するようにしましょう。

このSGマークは黒と緑色のマークになっており、一定の安全基準を満たしたとして一般財団法人製品安全協会が認証した製品のみにつけられるマークになります。

>>一般財団法人製品安全協会

また幼児座席だけでなく、子どもが自転車に同乗する場合は、転倒から守るヘルメットや両立スタンドや座席ベルトを一緒に装着するようにしましょう。

自転車に子どもを同乗することにより、スポーク外傷以外のケガや事故も多く発生しています。

自転車の転倒や自転車での事故なども、重大なケガになることがあり、しっかりとした装備をすることで守れることも多くなります。

また、近くだからと言って幼児座席が付いていない自転車に乗ることも危険です。

子どもはいつものように守られた幼児座席と同じように体を動かしたり、足をバタつかせたりします。幼児座席がついている自転車ではドレスガードがあって問題なかったが、幼児座席でない自転車に乗ることでいつも通り乗っていてもケガをするようになります。

こういったケガの原因もお父さんやお母さんの不注意や安易な行動で起こるケガになります。

少しの距離でも子どもの安全を確保して自転車で出かけるようにしましょう。