子どもの赤ちゃん返りの本質を知って原因を確認しよう!
子どもの赤ちゃん返りは、一人っ子や兄弟・姉妹関係なく訪れます。また赤ちゃん返りをする時期もバラバラで5歳や6歳で赤ちゃん返りをする子もいれば、ママが妊娠中に赤ちゃん返りをする子もいます。
また、2人目ができると、2人目のお世話で手がかかったり、2人目の発熱などの看護で構ってあげれなく、赤ちゃん返りをすることもあります。
赤ちゃん返りは、子どもによって度合が違い、赤ちゃん返りひどい子もいれば、我慢をしてストレスを抱える子もいます。
「保育園では、赤ちゃん返りをしないのに…」「急に赤ちゃん返りをした」「赤ちゃん返りがひどくイライラする」などと考えるお父さんやお母さんも多く、どういう対応をとれば良いのか悩む方もいらっしゃいます。
赤ちゃん返りの本質を知ることで、子どもとの関係も築くことができ、イライラする気持ちもなく対応することができます。
そんな赤ちゃん返りをまとめましたので、ご紹介します。
赤ちゃん返りの原因と本質を知ろう
赤ちゃん返りは、0歳・1歳の子どもはほとんどしません。これがどういう意味を表しているかというと、自分の考えや行動を取れる2歳以上になってからの子どもが自分で考えて感じてする行動ということです。
ただただ甘えているという考えで対応するのではなく、赤ちゃん返りの原因となぜそういった行動を取るのかという本質を理解することが大切です。
また、原因は子どもによっても全く違います。
一人っ子や兄弟は関係なく赤ちゃん返りをする
一人っ子のご家庭でも環境が変わったり、保育園の新年度など子どもが置かれる場所の環境や家庭環境などが変わると赤ちゃん返りをしたりします。
また、よく言われるのは、2人目を出産すると上の子が赤ちゃん返りをすると聞きます。
これは、赤ちゃんにお父さんやお母さんが取られたと思っているのではなく、今まで自分に愛情を注がれていたものが減ったり無くなったと感じるからこそ赤ちゃんになりきり愛情を求めるために赤ちゃん返りをするようになります。
こういった行動は、ただ甘えているのではなくお父さんやお母さんの行動を見ていたり、自分をどう思っているのかを確かめていることも多いです。
そのため、お父さんやお母さんに対して手がかかる行動を取ることがほとんどです。
ですが、こういった行動は自分で考えて行動していることになり、子どもにとっては必要な行動です。しっかりと成長しているということにもなります。
子どもが赤ちゃん返りになるとする行動
各ご家庭の環境や家族構成などによっても行動は違ってきますが、下記では一例を上げています。仮に当てはまるものがあると赤ちゃん返りの度合に関係なく、我が子にも赤ちゃん返りが来たと心にとどめるようにしておきましょう。
機嫌が悪くなることが多い
- 叩いたり、押したり、噛んだりする
- おもちゃなどの物を投げる
- すぐに怒ったり、反抗する態度を見せる
- 弟や妹に意地悪をしたり、叩こうとする
機嫌が悪くなるという言葉だけでは、普段と分かりにくく思えますが、機嫌が悪いという行動でも体調が悪い時や眠たい時と違い、急に機嫌が悪くなったり、急に怒ったりと通常の機嫌の悪さとは異なります。
甘えてくっついたり、抱っこを要求する
- 自らくっついてきたり抱っこをしてほしいと行動する
- なかなか離れない、自分で歩かない
- 弟や妹がおっぱいを飲んでいると自分も飲もうとする
- 弟や妹を抱っこしていても無理矢理間に入ろうとする
自分が甘えたくなり、お父さんやお母さんにくっつくことが多くなります。
また、下の子をお世話している時にほど、抱っこを要求することもあり、お父さんやお母さんは手が回らないという状況によくなる場合は、赤ちゃん返りになったと考えてみてもいいかもしれません。
わがままな行動・言動が多い
- 「〇〇をしたくない」「〇〇がほしい」と言う
- 人の話をさえぎってアピールする
- ダメと言った事を何度もしたりする
食事の時やお出かけ先でもこういった行動を取る様になります。ですが、通常のわがままと比較がしにくく赤ちゃん返りだと特定するのはわがままだけですることは難しいことが多いです。
わがままな行動も愛情を確かめる1つの方法でもあるため、赤ちゃん返りであってもそうでなくてもしっかりとした対応とその後のフォローで愛情を注いであげましょう。
寝かしつけに時間がかかる
- 夜泣きが多くなった
- おねしょをするようになった
- 寝かしつけに時間がかかるようになった
- 寝つきが悪い
お昼寝の時間が短いのにも関わらず、なかなか寝ないくなったり、寝つきが悪くなることがあります。
また、おねしょをする子もいますが、これは普段の不安からくることが多く、おねしょをすることにもなります。
寝かしつけの時は、お父さんやお母さんと2人になることも多く、寝ることよりも甘えることが多かったりで時間がかかるようにもなります。
自分でできること・わかっていることをやらない
- 着替えをできるのにやってと要求する
- トイレや食事自分でしなくなる
- 弟や妹が乗っているベビーカーに乗ろうとする
- 歩かずに抱っこをすることが多い
できることを分かっていたり簡単な行動でも、お父さんやお母さんにやってほしいとねだることが多くなります。
また、自分でもできることでも弟や妹がしてもらっていることと同じことをしてもらおうとすることが多くなります。
赤ちゃん返りの時期と期間
赤ちゃん返りが起こる時期は子どもや環境によっても異なります。
ですが、早い子どもでも2歳ごろから赤ちゃん返りをすると言われています。理由としては、自我が芽生えて自分で考え行動でき、自分の感情を表すことができるようになる年齢だからです。
ただ、2歳や3歳では自分の感情をコントロールすることは難しく、赤ちゃん返りをするのは2歳~4歳が多いともいわれています。
ですが、小学生くらいまでは赤ちゃん返りをすることがあるため、大きくなったからと言って赤ちゃん返りをしないとも限りません。
また、赤ちゃん返りの期間は、短い場合で1ヶ月ほどで無くなることもありますが、長い場合は1年以上も続くことがあります。赤ちゃん返りの平均期間は5.3ヶ月とも言われています。
子どもは、お父さんやお母さんに対しての「甘え」と、自分で行動する「自立」を繰り返しすることで成長していきます。
ですから、一度赤ちゃん返りが来て終わったと言っても、再度赤ちゃん返りをすることも多く、こういった場合はお父さんやお母さんが一度収まったからただのわがままや甘えと考える方も多いです。
ですが、子どもは何度も赤ちゃん返りをすることがあり、その都度、行動も違います。しっかりと子どもの行動を見て対応するようにしましょう。
赤ちゃん返りの対応については、次に記事にご紹介します。ぜひ、次の記事もご覧ください。