1歳児のおもちゃの取り合いの対処のやり方。保育士さんはどう対応しているの?-webaby【エンジニアお父さんの育児・子育て】

1歳児のおもちゃの取り合いの対処のやり方。保育士さんはどう対応しているの?

1歳児のおもちゃの取り合いの対処のやり方。保育士さんはどう対応しているの?

子ども同士や兄弟・姉妹でおもちゃの取り合いをすることがあります。

子どもならこういったトラブルやケンカは必ずするものです。また、成長する上で、欠かせない経験にもなります。

子ども自身が大切にしてるキャラクターのイラストやおもちゃを他の誰かに触られるのも嫌という子も多く、こういった衝突は子ども同時ならケンカになるのは当然です。

ですが、お父さんやお母さんは「どう対応したらいいのか」「叱るべきなのか」「そもそも取り合いをさせない方がいいのか」「保育士さんはどう対応しているのか」などと悩みことは多くなります。

そんな、おもちゃの取り合いの対処の仕方と取り合いするとどう成長するのかをご紹介します。

  1. 幼児のおもちゃの取り合いは何歳から?
  2. おもちゃの取り合いは必要な経験
  3. おもちゃの取り合いで保育士さんの対応は?
  4. 子どもの気持ちを理解して対応を
  5. 取り合いをする前から「どーぞ」を練習

幼児のおもちゃの取り合いは何歳から?

子どもは成長すると物を認識します。ですが、最初は「これはなんだ?」程度の認識でしかありません。

その認識が成長と共に「自分のもの」という認識に変わってきます。この段階では、「誰のもの」ではなく、興味があるものは全て自分のものという認識になります。

この成長する上で、「自分のもの」という考えが構築された時に、子ども同士や兄弟・姉妹でのおもちゃの取り合いが起きます。

その「自分のもの」という認識が芽生えるのが、生後8ヶ月~10ヶ月ぐらいと言われています。この時期に初めて「執着心」という気持ちと考えができるのです。

全て自分のものから「自分のもの・他の人のもの」を区別できる年齢はいつなのかというと、3歳を過ぎたあたりから事実関係を考えられるようになります。

この年齢になると相手の気持ちや立場に立って考えられるようになっており、自分のおもちゃかどうかなども理解することができるようになります。

おもちゃの取り合いは必要な経験

おもちゃの取り合いをすると、お互いが「自分のもの」という考えので行動するため、ケンカになります。ですが、この取り合いは子どもの成長にとって必要な経験になります。

こういった衝突は、子どもの社会性や人間関係を身に付ける場にもなります。ですから、取り合いを始めてすぐに止めに入ったりするのではなく、ある程度見守るようにしてあげましょう。

ただし、相手を叩いたりひっかいたりと危害を加える場合は、もちろん止めるようにしてください。おもちゃの取り合いを見守る場合は、注意しながら目を離さずに観察してください。

最終的には、こういった衝突は取った側・取られた側という立場になります。

そういった時に、一人になったり泣いたりといろいろなリアクションがありますが、お互いを叱るのではなく、しっかりとフォローするようにしてあげましょう。

こういった子どもがおもちゃを取り合いする行為とお父さんやお母さんが見守りフォローすることが、子どもの成長にとってすごく大事なことになります。

おもちゃの取り合いで保育士さんの対応は?

保育士さんは、子どもの成長に必要な知識を持っています。ですから、取り合い初めてもすぐには止めなかったりすることが多いそうです。

理由としては、先程も言っている子どもの成長に必要なことだからです。ですが、その後のフォローや危害を加えたりする場合は、必ず対応してくれます。

また、2歳・3歳の子どもには、保育士さんが仲裁することも少なくしているそうで、子ども同士で解決できるように見守っていることもあります。

ですが、見守り過ぎないようにしているポイントもあります。

取り合いが起きても解決まで子ども同士では話が進まない場合などは、取り合いを止めるのではなく助言をすることで解決への道を作ってくれたりもするそうです。

子どもの気持ちを理解して対応を

1歳・2歳の子どもはトラブルが多いです。それは成長する上で、必要なものでもあるからです。

特に「噛む」「ひっかく」「叩く」「押す」などいろいろな攻撃に発展しやしすく、ケガの原因にもなることが多くなります。

ですが、危害を加えようと思ってすることではなく、自分の大事なものを守ろうとしたりする行動の1つです。

例え自分のおもちゃではなくても、「自分のもの」という認識のみがあるため、それを守ろうとする気持ちと行動になります。大人でも大事な物や宝物を勝手に他人に触られたりするとトラブルにもなると思います。子どももそれと同じ気持ちです。

危害を加えたつもりもなく、自分の大事な物を守ったというだけなのです。

おもちゃの取り合いや危害を加えた行動などを一方的に叱るのではなく、しっかりと話をしてあげることが大切です。

ただし、注意することがあります。それは、こういったトラブルの際は、子どもに余裕はなく軽いパニック状態や興奮状態になっていることが多いです。

ですから、まずは時間を作って気持ちを落ち着かせたり、泣いている場合は泣き止むまで待ってあげましょう。

子どもが話を聞ける状態になってから、子どもにわかりやすくどうしたらよかったのかなどをおしえてあげましょう。もちろん、一度や二度で理解することは難しいですが、こういった事も反復することで少しずつ理解してくれます。

取り合いをする前から「どーぞ」を練習

我が家の息子は、2歳になりますが、最近ではおもちゃやお菓子などを「どーぞ」と相手に渡したりあげたりできるようにしています。

ただし、これができるのは情緒が安定している時ですが、パニック状態や興奮状態では出来ません。ですが、「どーぞ」と教えている理由は、「どーぞ」を理解してもらうためです。

相手に渡したりあげたりする行為を理解せずに、取り合い後に子どもと話をしたり叱ったりして、「〇〇君にも、どーぞしてあげて」という内容を理解できないからです。理解せずに話をしていると、子どもは「自分が攻められている」というショックだけが残ります。

普段から、ケンカになった後に、ケンカ自体を理解し解決できる方法を理解できるように、いろいろな物事を情緒が安定しているときに教えておくのも大切です。

また、叱られたときの「どーぞ、してあげて」と情緒が安定していて楽しく「どーぞ、してあげて」では、「どーぞ」という言葉のイメージが違い、嫌な行為と楽しい行為という全く別の感情が出てきたりもします。

子どもの考えやイメージを良い状態で付けてあげることで、進んでできるようになると思います。

普段から、いろいろな物事や言葉を楽しみながら教えてあげるようにしましょう!