パパの産後うつはご存知ですか?パタニティブルーやイクメンブルーについて-webaby【エンジニアお父さんの育児・子育て】

パパの産後うつはご存知ですか?パタニティブルーやイクメンブルーについて

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#生活#病気・ケガ

パパの産後うつはご存知ですか?パタニティブルーやイクメンブルーについて

最近ではよくマタニティブルーということをよく聞きます。これはお母さんの産後うつなどを言いますが、これの男性版のパタニティブルーというものがあります。

不眠になったり落ち込んだりと症状はいろいろです。また二人目・三人目と子どもができると重圧も大きくなります。

日本ではあまり聞きなれないものですが、イギリスでの研究結果でもお母さんが出産後にお父さんの産後うつになると報告もされています。

今回は、そんなお父さんの産後うつ(パタニティブルー、イクメンブルー)をご紹介します。

  1. パタニティブルーとは?
  2. パパの産後うつ(パタニティブルー)の原因とは?
  3. パパの産後うつ(パタニティブルー)の原因は1つではない
  4. 真面目で優しいお父さんには注意を
  5. パタニティブルーの予防方法

パタニティブルーとは?

マタニティブルーを聞いたことがある人は多いと思いますが、パタニティブルーとはマタニティブルーの男性版になります。また、イクメンブルーともいわれることがあります。

出産後、赤ちゃんが産まれ責任感や将来の不安・仕事と家庭のバランスの乱れなどから悩み、鬱になることを言います。

このパタニティブルーは、昔に比べて徐々に増えてきていると言われています。

お母さんがなるマタニティブルー(産後うつ)は、出産によるホルモンバランスの乱れや体力の低下などから精神状態が不安定になり、マタニティブルーとなることが多いです。

ですが、出産をしないお父さんはホルモンバランスの乱れや出産による体力の低下などはありません。

マタニティブルーと違い、パタニティブルーはお母さんと原因が違うのです。

パパの産後うつ(パタニティブルー)の原因とは?

先程と繰り返しになりますが、お母さんが出産後になる産後うつと原因は違います。

また、16.7%のお父さんが子どもが産まれてから3ヶ月までの産後うつになるとも言われています。

一言でいうと、「プレッシャーの重圧」です。プレッシャーといっても人によってどこから圧し掛かるかは違います。

家庭と仕事のバランス

イクメンという言葉は定着している現在ですが、主に子育てや家事など家庭での役割などをこなせるお父さんのことを言います。

そんなイクメンになろうとするあまり、仕事と家庭のバランスを取れずに、お父さんのキャパシティを超えてしまうことがあります。

また、多忙な仕事をして自宅に帰ってからの子育てをすることで、仕事と家庭の板挟みになったりもします。「家でも家事育児をもっと負担するべき」という言葉を聞き子育ても頑張りすぎることになり疲れ果ててしまうのも原因の1つです。

経済的不安

子どもが産まれると、今までの生活よりも金銭的に負担がかかります。もちろん、会社によっては育児手当なども支給されるところはありますが、そうでない会社がほとんどです。

また、二人目・三人目と子どもができるとその経済的不安は、どんどんと膨れ上がります。目に見えにくい不安が重く圧し掛かるのです。

現在では共働きも多く、夫婦で話し合って生活スタイルを決めることが多いですが、お父さんの中には相談することができない方もいます。

夫婦の不仲

子どもが産まれると、それまでの生活とは全くことなります。子ども中心の生活になるため、夫婦で余裕がなくなることも多く、ケンカや意見の食い違いなどを冷静に判断することができない場合もあります。

そういった小さな積み重ねが、不満となり夫婦の間で険悪な状態が続きお互いにストレスを感じることになります。

パパの産後うつ(パタニティブルー)の原因は1つではない

家庭と仕事のバランス・経済的不安・夫婦の不仲などが原因でお父さんの産後うつが発症すると言われていますが、人によっては違う理由で産後うつになる方もいます。

また、原因が1つではなく複数の重圧とストレスが重なり、産後うつへとなることがほとんどです。

ですから、原因が見えにくく、「なぜ、元気が出ないのか」「朝が起きづらい」「やる気がでない」などの症状になっても産後うつになっている自覚が出ないのです。

また、産後うつというものがお父さんにもなるという認知度が低く、自覚が出ない理由の一つにもなっています。

真面目で優しいお父さんには注意を

お父さんが産後うつになる割合は10人に1人です。

真面目で仕事が忙しくても業務をこなしたり、休みなく働く方も多いです。そんな中、妻からの育児・家事をもっとしてほしいと言われると妻や子どものためと思い、心身ともに限界の状態になっても妻に相談できずに抱え込みうつになる方が多いです。

真面目で優しい方は、苦しくても相談出ずに仕事や育児・家事をするなかで、爆弾を抱えてしまうと言われています。

パタニティブルーの予防方法

子どもができると生活スタイルやスケジュールなどが、ガラリと変わります。日々の生活と仕事で急変した生活スタイルとしっかりと夫婦で相談することで、自分の役割や生活スタイルの見直しをするようにしましょう。

また、パパ友を作ることで、同じ悩みや先輩パパからの意見なども聞けるだけでなく、経験者への相談もすることができます。

ですが、根本的な解決は、社会の仕組みや企業のサポートです。社会の仕組みなどが変わらない限り企業も変わりにくく、男性育児休暇なども取得しにくいのが現状です。

ですが、社会が変わるのを待っていてもいつ実現されるかはわかりません。

夫婦で出来る事を相談し、同じ立場のパパ友を作ったり、今では浸透してきているテレワークやリモートワークなどといった在宅業務をすることで、仕事の負担を少しでも減らす方法があります。

今、自分にできること、お父さんにできることを改めて考えてみましょう!