新型コロナウイルス対策で学校を臨時休校へ。保育園の状況は?
新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために、小学校・中学校・高校や特別支援学校などが3月2日から臨時休校へ。
また、保育園などは現時点では休園にならないようですが、学校が休校になる影響で保育士の数が減ったりする場合は自宅保育をお願いされる場合もあります。
ただし、学校の臨時休校の要請が政府から発表されましたが、各学校の休校の時期などは各自治体の判断にもなります。
そういった複雑な仕組みから子育てをするご家庭に情報がくるまでに時間がかかっていたり、分からないことも多くなってきます。
また、学校が休校になっているが保育園などはどのような対策がされているのかもきになるところです。
今回は、我が家の息子が通う保育園などの情報も一緒に掲載していきます。
- 小中高の臨時休校はいつから?卒業式などは?
- 新型コロナウイルスで保育園は休園にならないの?
- 実際の保育園での対応
- 家庭内保育をする際に必ず役所に問い合わせを
- 家庭内保育や休校に関しては家族で話し合って
小中高の臨時休校はいつから?卒業式などは?
政府からの要請で3月2日から臨時休校になりましたが、その詳細は各自治体の判断に任されることになります。
ですから、各地域によって休校日も変わってくるようになっています。詳しい休校日は登校している学校に問い合わせることで正確な日時をしることができます。
また、首相官邸のサイトでも新型コロナウイルスに関する情報や電話相談窓口などのページも開設されており、気になること等は問い合わせできるようにもなっています。
首相官邸:各都道府県の新型コロナウイルスに関するお知らせ・電話相談窓口
厚生労働省:新型コロナウイルスに関するQ&A(労働者の方向け)
卒業式などの日程や内容も各学校によって異なってきます。
小規模での式や短時間での式になる学校も多く、卒業証書などを代表が受け取り各生徒が個人で受け取ることが辞める学校もあります。
また、卒業式への保護者の参加ができない学校もあり、毎年の卒業式とは変わっている学校がほとんどです。
卒業式の日程も通常の日時と違い、早くなったり延期したりと各学校でバラバラになっています。もちろん、まだ日程が決まっていない学校も少なくありません。
新型コロナウイルスで保育園は休園にならないの?
保育所は休園の要請からは対象外になっています。
理由としては、保育所は共働き世帯の利用が多く、保護者の就労状況を考慮したということになっています。
ですが、臨時休園になる通知を厚生労働省から通知はされているようです。
休園になる場合
- 保育士、園児が感染した施設
- 感染者がいなくても市区町村で感染が広がった場合
上記の2つが休園になるポイントです。
実際の保育園での対応
我が家では1歳11ヶ月の息子が保育園に通っています。その保育園での対応を元に実際の状況をご紹介します。
行事などのイベントについて
全園児が一同に行う活動は極力行わないということになっております。お別れ会も全て中止となりました。
卒園式については卒園児・職員・保護者(両親のみ)の参加になります。ですが、内容は園長の判断で変更になる可能性があります。
園の開園について
政府からの要請は対象外のため休園する予定はありませんが、家庭内保育の可能な方は家庭内保育をお願いすることになっています。
また、保育士の確保についての通達が出ているそうですが、「確保できない場合は状況に応じて家庭内保育をお願いすることがあることをご了承ください」とのことです。
家庭内保育をする際に必ず役所に問い合わせを
家庭内保育をお願いされることがありますが、基本的には保育料は支払わなければなりません。
例えば、3月から家庭内保育をお願いされて4月まで保育園に登園しなかった場合、1ヶ月間は自宅で保育することになります。その場合でも1ヶ月分の保育料は支払うことになるそうです。
我が家では、第二子が産まれたばかりなので、私の奥さんが育休中です。そのため家庭内保育をお願いされましたが、これはあくまでも任意であり強制ではありません。
ですが、今後のことも考えて役所に問い合わせすると「1ヶ月間の家庭内保育をしても保育料は引き落とされます。また、返金などは行いません」とのことでした。
3歳未満の子どもの保育料は、無償化になっていないので、3歳未満の子どもがいるご家庭が一番負担が大きくなると私は考えています。
家庭の負担が大きすぎる
私がリモートワークで自宅で仕事をしていますが、世の中では共働きで子どもを家庭内保育することになると仕事を1ヶ月休むことにもなります。
また、有給を使って休むにも限界があり、通常の欠勤も合わせて会社を休む方もいらっしゃるかと思います。
その際に、「欠勤による給料の減額」と「登園していないにも関わらず保育料の支払い」が同時に負担となります。
家庭内保育や休校に関しては家族で話し合って
子どもの家庭内保育は、各ご家庭の事情により難しいことがほとんどです。
共働きであれば、なおさら難しいです。私の家庭のように育休中であっても、赤ちゃんの為の育休であって、育休で自宅にいるのだからと保育園に預けている兄弟・姉妹を家庭内保育にする理由になるとも思えません。
もちろん、保育園に預けている子どもの育児をしないということではなく、各家庭の事情は生活が異なるため、夫婦や祖父母などへの話し合いが必要になってきます。
現在ではテレワークやリモートワークで自宅で働くお父さんも多くなっているかと思いますが、職種によってできない方もいます。
そういったテレワークやリモートワークで自宅にいるからといっても仕事をしながら保育をするのにも限界があるかと思います。
いろいろと家族・夫婦で話し合いをして決めるようにしましょう。
また、現在は「家庭内保育をお願いする状況」なのでこの段階で休園になることも考えて家庭での対策と話し合いをしておくことをおすすめします。いつ、急に、休園になる分からない状態なので、地域の情報や園の状況をしっかりと把握するようにしましょう。
※この記事の情報は2020年3月2日の情報になります。今後、情報等が変わる場合もあるのでご了承ください。