赤ちゃんの授乳後の吐き戻し・溢乳(いつにゅう)を減らす方法
赤ちゃんは産まれてからの食事が母乳やミルクの授乳のみになります。
新生児の赤ちゃんは授乳を上手くできずに溢乳してしまいます。個人差もありますが、場合によっては噴水のようにでたりスタイや枕などが濡れてしまったり、また粘り気があるので汚れが落ちにくかったりと悩む方も多いと思います。
そんな、赤ちゃんの溢乳の原因と対策を知っていれば、溢乳を少しでも減らせることができます。
吐き戻し・溢乳の原因は
原因はいくつかあります。また、吐き戻しをすることで体調が悪いのかと心配することもあるかと思いますが、吐き戻し・溢乳をした際に赤ちゃんの様子もしっかりと観察することで大丈夫かどうかがわかります。
お腹に空気がありゲップ不足が原因
赤ちゃんは授乳をしていても上手く飲むことができずに空気も一緒にお腹の中に入っていきます。
ですから、授乳後はしっかりとゲップさせることが吐き戻し・溢乳を減らすことにもつながります。お腹の中に空気が入っていると母乳やミルクと一緒に上へと上がってきます。
そうならないために、ゲップをさせることが大切です。また、赤ちゃんによっては1回だけでなく2回・3回とゲップをする赤ちゃんもいるため、吐き戻し・溢乳を良くする方は、授乳の途中でも何度かゲップをさせるようにするといいかもしれません。
母乳やミルクの飲みすぎが原因
赤ちゃんは自分のお腹の中の容量を分かっていません。また、十分に飲んでいても飲み続けることがよくあります。そういったことで飲みすぎになっていることがあり、吐き戻し・溢乳になる原因になっている可能性があります。
また母乳はミルクと違い量を見て飲ませているのではないので、飲みすぎになってしまうことがよくあります。そういった時は、体重の増加具合などを計ってみても良いかもしれません。
また、目安ですが授乳をしている時間を計るのも大事になってきます。
吐き戻し・溢乳の様子で病院に行く場合は
赤ちゃんが初めて吐き戻し・溢乳をした時に体調が悪いのか、どこか悪いのかと心配になると思います。
そういったときに吐き戻し・溢乳をしたときの赤ちゃんの様子を確認してみて下さい。
確認するポイント
- 授乳はしているのに体重が増えない、増え方が悪い
- 今まで吐き戻し・溢乳をしなかったのに急にするようになった
- 吐き戻し・溢乳の量が多い
- 授乳の後は呼吸がいつもと違う
- 不機嫌が続く
- 顔色が悪い
- あまり飲まなかったりすることが多い
- 発熱、血便、下痢がある
こういった様子や症状がみられたら、医療機関を受診し医師に相談してみて下さい。
吐き戻し・溢乳がなくなる時期は
吐き戻し・溢乳は基本的には授乳が上手くできないという原因が多いです。
ですから、授乳に慣れてきて上手く飲めるようになってくると吐き戻し・溢乳もなくなり、ゲップの回数も減ってきます。
月齢があがり赤ちゃんが成長すると生後3ヶ月ごろで徐々に吐き戻し・溢乳が治まってきます。
吐き戻し・溢乳があるからといって慌てずにしっかりと対策をすることで、吐き戻し・溢乳の回数も減らせますし、なにより赤ちゃんの成長がしっかりと見てとれます。
吐き戻し・溢乳を防止する方法
ゲップなどをしっかりしていてもまだ空気が残っていたり、うまくゲップができなかったりが原因で吐き戻し・溢乳をすることがあります。
そういった時は、横に寝かせる際にお尻から頭に向かって徐々に高くなるようにタオルなどを置くようにするといいかもしれません。
授乳後に縦抱きを長めにしてあげることでゲップが出やすくなることもあります。
また、ベビー用品で傾斜枕なども販売しており、こういったアイテムを使うことで吐き戻し・溢乳を防止することもできます。このようなアイテムはたとえ吐き戻し・溢乳をしても洗いやすくなっているものも多くお父さんやお母さんへの負担も少しでも軽減することができます。