子ども・赤ちゃんがはしか(麻疹)に感染すると大変なことに!-webaby【エンジニアお父さんの育児・子育て】

子ども・赤ちゃんがはしか(麻疹)に感染すると大変なことに!

子ども・赤ちゃんがはしか(麻疹)に感染すると大変なことに!

子どもが感染する身近な病気で気をつけたいのがはしか(麻疹)です。

予防接種もありますが、赤ちゃんが受けれるのは生後12ヶ月になってから麻しんを含むMR(麻しん風しん混合)ワクチンを受けることができます。

それまでは感染しないように気をつけなければなりません。また、麻疹は一度かかるとかからないとも言われており、予防接種をされない方もいらっしゃるかと思います。

ですが、はしか(麻疹)は重症化するとすごく怖い病気の一つでもあるため、しっかりと予防接種を受けることが大事です。

そんな「はしか(麻疹)」をまとめてみましたのでご覧ください。

  1. はしか(麻疹)とは
  2. はしか(麻疹)の症状や時期・潜伏期間について
  3. はしか(麻疹)の合併症に注意
  4. はしか(麻疹)の治療と対応
  5. 子どもがはしか(麻疹)になってしまったら

はしか(麻疹)とは

ウイルスからの感染症の1つで、強い感染力があると言われています。また、免疫がない方は感染するとほぼ100%発症する病気です。ただし、一度感染し発症すると免疫ができ一生免疫があるとも言われています。

日本での感染で幼い命を年間50人も奪っている病気の一つです。

昔は子どもから子どもに感染し免疫をつけることが多かったですが、最近では大人になるまで感染したことがない人も多く、大人から感染することもあります。

妊娠中にはしか(麻疹)に感染すると流産や早産になる可能性もあります。また妊婦さんはワクチンの接種もできないため、流行している時期などは外出を控えるようにしてください。

はしか(麻疹)の症状や時期・潜伏期間について

流行時期 春から(3月~6月)
潜伏期間 8~12日ぐらい
感染経路 空気感染・飛沫感染・接触感染
感染力は非常に強い
感染してから発症まで 10日後ぐらいで発症
症状 発熱・咳・鼻水
3日ぐらい発熱した後、39℃以上の高熱と発疹がある
合併症 肺炎・中耳炎など
注意すること 1000人に1人の割合で脳炎が発症

発症してからの症状は風邪によく似たものですが、発熱から2~3日後に39℃以上の高熱と発疹がでます。

また、風疹とは違い、風疹よりも症状は重たいものになります。

口の中にコプリック班という白い斑点ができます。発熱後、一時的に熱は下がりますが、再び熱が上がり4日後くらいから全身に発疹がみられます。症状のピークは7日目になり、それからは少しづつ落ち着いてきます。

はしか(麻疹)の詳しい情報は厚生労働省のホームページからも得ることができますので、ぜひご覧ください。

>>厚生労働省:麻しんについて

はしか(麻疹)の合併症に注意

はしか(麻疹)の合併症は怖く、肺炎・中耳炎などがあります。中でも1000人に1人の割合で脳炎になることもあります。脳炎は先進国でも1000人に1人の割合で死亡するともいわれているため気をつけなければなりません。

また、他の合併症として学童期に亜急性硬化性全脳炎(SSPE)と言われる中枢神経疾患を発症することもありますが、こちらは10万人に1人という割合で頻度は低いものになります。

こういった合併症になる可能性を考えると、はしか(麻疹)に感染しないことが重要です。

はしか(麻疹)に感染しない方法としては、予防接種が重要になってきます。生後12ヶ月から受けることができるので、産まれてから12か月になる子どもはできるかぎり早く予防接種をするようにしましょう。

はしか(麻疹)の治療と対応

はしか(麻疹)に対する特効薬というような薬はなく、処方されるものは症状をやわらげるような薬を使います。

また、病院での受診では、初回に肺炎や脳炎などの合併症についても調べてもらえるので、しっかりと医師の指示に従って診察を受けるようにしましょう。

発症してから家庭での対応として、高熱の場合は氷枕などで熱を冷ますようにしましょう。

食事に関しても食欲がなくほとんど食べることができない場合もあります。その時は消化が良い物や口当たりが良い物を与えるようにしましょう。また、水分はしっかりと摂取するようにしてください。

お風呂に関しては、咳も少なく熱がなければ、短い時間で汗を流す程度に入浴するようにしましょう。高熱時には濡れたタオルで汗を拭きとるようにしてください。お風呂に入るだけで体力は消耗しますので、無理に入ることはないです。

高熱での解熱剤に関しては、「辛くて寝れない」「水分を摂取できない」などがあれば使うようにしましょう。解熱剤は頻繁に使うものでもないのでしっかりと注意事項を読んだ上で使用するようにしてください。

高熱でウイルスを退治している状態なので、解熱剤を使わないに越したことはないですが、上記のような状態であれば熱を下げてしっかりと休むようにしてください。

子どもがはしか(麻疹)になってしまったら

予防接種を受けることが一番大事ですが、どうしてもはしか(麻疹)になってしまったら、まずは風邪の症状なので気がつかないことがほとんどです。

ですが、風邪でもしっかりと病院で受診するようにしましょう。はしか(麻疹)とわからずに病院に行く方がほとんどですが、最初はインフルエンザやアデノウイルスなどの検査もするかと思います。

ですが、その後の症状をみて違和感などを感じたら再度受診するようにしましょう。

子どもの経過観察をすることで、早めの対応をすることができ、さらに医師への情報共有もしっかりすることができます。

症状がでてきたら、慌てず落ち着いて治療に専念しましょう!