春から流行する子どもの病気をご紹介
春になると生活も新しくなり、流行する病気も変わってきます。
子どもや赤ちゃんが気をつけたい病気は、アレルギー性鼻炎・溶連菌感染症・風疹(ふうしん)、三日はしか・水疱瘡・おたふく(流行性耳下腺炎)が有名です。
このような感染する病気が春から感染を拡大して流行していきます。とくに新生活を迎える春は、学校や保育園・幼稚園などが始まり、新しく入学・入園する子どもや赤ちゃんは気をつけたい病気になります。
そんな、春から流行する病気をご紹介します。
アレルギー性鼻炎
アレルギー性鼻炎は、花粉やハウスダストなどが原因で起こりやすくなります。
特に春になると花粉が飛びだし、ダニなども活発に活動し始める時期にもなります。そういった時期にアレルギー性鼻炎になりやすく、また皮膚炎になる場合もあります。
アレルギー性鼻炎の症状としてはくしゃみと鼻水になります。ひどい場合は、中耳炎や髄膜炎などにもなることがあるので、鼻水やくしゃみと軽くみずに、耳鼻科で受診するようにしましょう。
溶連菌感染症
ウイルスではなく細菌が原因で起こる病気です。
猩紅熱(しょうこうねつ)とも言われており、症状は風邪によく似たものになります。発熱・発疹・のどの痛み・頭痛・イチゴ舌・吐き気・首のリンパ節の腫れ・筋肉痛などがあります。
また、合併症を引き起こすこともあるので、注意が必要になります。
はしか(麻しん)
麻しんウイルスを空気中から取り込むことで感染する病気です。空気感染をするため感染力が強い病気です。
症状としては、39度前後の高熱が2~3日続きます。また、くしゃみやせきがあり風邪に似た症状になります。個人差もありますが、目やにや目が充血したりもします。
ほっぺの内側に白い斑点ができ、熱が下がって次に熱が上がる時には赤い発疹が体中に広がることもあるそうです。
風疹(三日ばしか)
風しんウイルスが感染して起こる病気です。はしかと症状は似ていて、せき・鼻水・発熱があります。
顔や耳の後ろから発疹ができて体中に広がっていきます。発熱は3日前後でおそまりますが、注意しないとけいないのが妊婦さんがいるご家庭になります。
妊婦さんが感染するとお腹の中の赤ちゃんにも影響が出るため、体調が悪いと思ったらすぐに産婦人科へ受診するようにしましょう。
水疱瘡
37~38度ほどの発熱があり、赤い小さな発疹が頭や顔にできます。こちらも時間が経つにつれて体中に広がっていきます。
赤い小さな発疹は時間が経つと強いかゆみがでてきます。かゆくなりかいた手を発疹からの感染もあるので周りのご家族は注意するようにしましょう。
かゆみからかきすぎると跡が残ってしまうこともあるので、小さなお子さんが感染した場合はできるかぎり、かかないようにしましょう。
おたふく(流行性耳下腺炎)
正式には「流行性耳下腺炎」といわれる病気です。感染経路は空気感染が多く、くしゃみなどでウイルスが入ったつばなどから感染することがあります。
感染してからすぐに症状がでるわけではなく、2~3週間ほど潜伏期間があるのでいつ感染したかがわかりにくく、保育園や幼稚園などでの感染が拡大しやすいともいわれています。
耳下腺の腫れ・唾液腺の腫れ・発熱などが主な症状としてみられます。他にも頭痛なども引き起こすことがあり、あまりにも痛みが強い場合は病院で受診するようにしましょう。