新生児・赤ちゃんの向き癖の直し方と向き癖による障害について
赤ちゃんは産まれてすぐは寝返りもできなく、お父さんやお母さんが抱っこをしない限り寝たきりになっています。
そんな寝たままの赤ちゃんですが、いつも同じ方向を向いていたりすることが多く向き癖がついていたりと悩む方は多いと思います。
そんな向き癖で起こる障害や向き癖の直し方を、体験談を含めてご紹介していきます。
赤ちゃんの向き癖とは?いつまで?
赤ちゃんの向き癖のは、基本的に癖にはなっていないそうです。ただし、毎回同じ方向を向いていたりするのは原因があります。
部屋の明るさ
赤ちゃんのは明るいものに反応することが多く、目もあまりはっきりと見えていません。ですから、明るいライトや白の壁紙などの光が反射するものに対して凝視することがあります。
音が鳴る方向
赤ちゃんは目があまりはっきりと見えていないため、音にはすごく敏感だったりもします。そのため、音が鳴る方を見たりすることが多く、生活音がするテレビやキッチンなどをよく見ていたりします。
ベビーベッドなどの向き
ベビーベッドなどで赤ちゃん寝かしたりする際、傾いていたり同じ方向を向けていたりすることはないでしょうか?
ベビーベッド自体が傾いていることは少ないと思いますが、布団やタオルが左右と重なり方が違っていて高さがバラバラだったり、ベビーベッドの方向が常に同じ向きになっていると明るい方向や音が大きい方向が毎回同じで赤ちゃんは同じ方向ばかり見たりもします。
向き癖の時期
向き癖は寝返りができるようになるまで続くと言われています。基本的には赤ちゃんが自分で首の向きを変えれるまで続くと思います。いつまで続くのか気になる方は多いと思いますが、個人差もあるため期間は気にせずに出来る限りの対策をしましょう。
赤ちゃんの向き癖の直し方
向き癖はあまり心配する必要はありません。寝返りをうつようになると次第に向き癖は直っていきます。
ですが、あまりにも同じ方向を向いているといろいろな支障がでてきたりもします。そういった時のために、簡単にできる対策があります。
まずは、日頃から寝ている赤ちゃんでも起きている時に抱っこをしてあげたり頭の向きを変えてみたりすることです。
ですが、向きを変えてもまた元に戻る赤ちゃんには頭の後ろに左右どちらかに(向き癖がある方向)タオルを置いて寝かせてください。頭をタオルで向き癖がある方に向かないように支えるイメージで置きます。
そうすることで、頭の向きを変えることもできます。
他にも腹ばいやメリーを使って色々な方向に身体の位置を変えてみるといいと思います。ですが、この方法は必ずお父さんやお母さんが近くで見守っているようにしましょう。
首の座っていない赤ちゃんや寝返りができない赤ちゃんを腹ばいにすると、窒息の原因にもなりますので注意してください。
向き癖による障害について
向き癖によって大きな病気や体に障害が出ることは、ほとんどありません。
ですが、向き癖により頭の形が歪んだり、髪の毛が生えなかったり(接地している部分)、汗疹がでたりすることがあります。
一番気になるのが頭の形ですが、タオルなどで向き癖対策をしているだけで歪みを軽減したりできます。また、寝返りをうつようになると歪んでいた頭も次第に元の形に戻っていきます。
あまりにも歪みが気になる方は、健診などで医師に相談してみてもいいかもしれません。
次に、髪の毛が部分的に生えなかったり、汗疹が身体の片方だけひどかったりすることがあります。これは同じ方向を向いているために汗がこもりやすく、蒸れたりもします。
このように大きな障害になることは少ないですが、いろいろと悩むこともありますので、簡単な対策からしていくようにしましょう。
生後1ヶ月の娘も向き癖に
現在、生後2ヶ月の娘も生後1ヶ月頃に髪の毛と汗疹に少し悩まされましたが、小児科で相談すると向き癖による蒸れと頭の接地面が同じということが原因と教えてもらいました。
それからは、片方にタオルを置いて寝かせることで良くなっていきました。また、汗疹に関してはお風呂に入る以外にも朝起きてから石鹸で一度洗うようにするだけで、キレイな肌になりました。
今はまだ、寝返りや首がすわっていないので継続的にタオルで対策したり、蒸れやすい部分をお風呂と別に一度洗うようにしています。
そうすることで、頭の形もよくなり、髪の毛の生え方もよくなってきています。
簡単な対策ですが、しっかりと毎日継続してすることで、徐々に良くなっていきます。毎日継続が大変かと思いますが、頑張って行う様にしましょう。
向き癖に心配になっている親御さんへ
私も心配になった親の一人ですが、調べてもあまりいい情報は得られませんでした。一番は小児科で相談することが大切だと今は感じています。
向き癖による重大な病気や障害などには、ほとんどならないと言われていますが、そういった心配を少しでも持っているだけで、子どもにとって一番を考えている親御さんだと思います。
心配すること、対策することは決して悪い事ではないと思います。もしものことを考えて調べたり対応したりすることが、子どもにとって愛情の一つだと思っています。
もちろん、過度な対応はしないようにしなければなりませんが、これからも子どものことを考えた行動をとっていきましょう!