子どもの睡眠時間をコントロールできていますか?
子どもの睡眠時間は、どうしてもご家庭や生活スタイルによって異なってきます。ただ、お父さんやお母さんは、「早めに寝かしたい」「寝る時間が遅すぎる」などと悩んでいる方も多いと思います。
何時間寝ているのかよりも、何時に寝て何時に起きるのかの方が気になる方もいらっしゃるかと思います。
また、保育園や幼稚園に通われている方は、生活リズムができていてある程度決まった時間などに寝ているかと思いますが、ご家庭で子育てをしている方は、生活リズムが作りにくかったりもします。
そういった悩みは、ちょっとしたポイントを気をつけるだけで、改善したりします。そんな改善ポイントをご紹介します。
幼児の睡眠時間をコントロール
子どもは、起きている間は走り回って、体力がなくなるまで動いたり遊んだりします。そして、疲れ果てて寝てしまうことも良くあります。
また、決まった行動を毎日続ける事で生活リズムができ、しっかりとした睡眠を取ることもできるようになります。そんな、子どもの睡眠時間をコントロールすることで、成長のサポートができると思います。
睡眠時間だけをコントロールすることは難しく、大人も同じですが眠たくないのに寝ることは難しいです。これは子どもであっても同じことだと私は考えています。
では、就寝時間に眠たくなるようにするにはどうするのかというと、眠気をコントロールすることです。
眠気をコントロールすることで、就寝時間に合わせて徐々に眠たい状態に持っていくことができます。これは、睡眠時間をコントロールしているのではなく、生活リズムをコントロールしていることと同じです。
眠気のコントロールするポイント
早く寝て早く起きるようにすると、睡眠時間を調整できるのではないかと思いがちですが、これは思っているよりも難しい方法です。
「早寝早起き」は眠気があるからできる行動です。簡単にスタートするには「早起き早寝」です。同じように思いますが、まずは起きる時間から早くすることで、その日の眠気をコントロールする良いタイミングになります。
早く起きることで、その日の睡眠時間がいつもよりも短くなり就寝時間には眠気が高くなるようにするためです。
また、早起きをすると昼寝も早く長くなったりもします。昼寝も長時間寝かせず2時間ほどで起こすようにするのが良いかと思います。
眠気のポイント
- 早寝よりも早起きからする
- 昼寝も時間を決める
- 上記を継続して行なう
継続して生活リズムを作ろう
眠気のコントロールができるようになれば、あとは生活リズムを作ることが大切です。
冒頭でも触れましたが、保育園や幼稚園に通われている子は、生活リズムが作りやすい状態になっているので睡眠時間をコントロールしやすくなっています。
決まった時間に登園して決まった時間に降園する。また、保育園や幼稚園内では、行動や食事などに時間が決まっているので園内での動きは生活リズムが確立されています。これを家庭のみで身に付けるには、根気と決まりを作ることが重要です。
また、保育園や幼稚園が休園日だと生活リズムが崩れやすく、月曜日になると機嫌が悪かったり、なかなか園に向かうことができなかったりもします。これは、土曜日や日曜日に生活リズムが崩れかけているのも原因の1つになっていると思います。
ですから、休園日でも起きる時間や寝る時間・昼寝の時間などはある程度、決めて行動することが大切です。ですが、せっかくの休みにお出かけもできなくなったりするのも残念なので、もう一つ寝る前の行動をルーティン化することも身に付けましょう。
就寝前のルーティン化
寝る前に取る行動を毎日同じ行動にすることで、子どもの意識と身体にはルーティン化された行動を取ると「今から寝るよ」という意識になり、体も眠気を誘うようになると思います。
我が家で行う、実際の就寝前の行動は簡単なものです。「テレビ(今していること)にバイバイをする」「歯磨き」「パジャマに着替える」「おやすみの挨拶」をして布団に入ります。
ただ、これを毎日続けて行うことで、「ねんねするから、バイバイしてね」という言葉が就寝前のルーティンがスタートする合図になります。
これを行うことで、保育園がお休みでもしっかりと決まった時間に寝ることができます。もちろん、昼寝の時間もできるかぎり調整が必要です。
睡眠は生活リズムとルーティンでコントロール可能
睡眠時間を調整したい・コントロールしたい・良くしたいと思っている方は、生活リズムと就寝前のルーティンを作る様にしましょう。
そうすることで、子どもの体内時計が正確に動き出し、睡眠時間を調整せずに就寝前には眠たくなってきます。
お父さんやお母さんがもっとも大変なのは、生活リズムと就寝前のルーティンを継続して毎日行うということです。子どもの体内時計が作られるまでが大変です。
ある程度、子どもも生活リズムとルーティンに慣れてくると、1~2日ほど生活リズムやルーティンが崩れてしまっても次の日から調整することで、すぐに元通りになりますが、何日もできていなかったり、生活リズムとルーティンを作りだした最初はなかなか大変です。
もしも、この記事を読んで挑戦しようと考えているお父さんやお母さんは、とりあえず1週間継続してみてください。1週間後の子どもの様子が変わっており、就寝時間に布団に入るようになっていれば、子どもの体内時計はできていると思います。
最初は、1週間を目安にチャレンジしてみてください!