「抱っこ」と「泣く」は赤ちゃんにとって重要
産まれたばかりの赤ちゃんは泣くことでお父さんやお母さんに意思伝達をします。
ですが、お父さんやお母さんは、赤ちゃんが泣いていても具体的なことまではわかりません。また、泣き止まないことにイライラしてしまったりと、どうしていいのかわからなくなってしまうかもしれません。
そんな、「泣く」ことで意思伝達している赤ちゃんに対して有効な「抱っこ」で対応することもできます。
また、赤ちゃんの泣くと抱っこに対してもどういった効果があるのかを、ご紹介します。私、2児のお父さんが体得した抱っこ方法などもご紹介していきます。
泣くことで赤ちゃんは話している
赤ちゃんは、動くことも指差しすることもできません。また、当然ですが、話すこともできません。赤ちゃんが、してほしいことや伝えたいことのほとんどが泣くことでお父さんやお母さんに伝えようとします。
生後1ヶ月~2ヶ月までは「オムツをかえてほしい」「お腹が空いた」「暑い・寒い」などの生理的なことが原因で泣くことが多いです。さらに成長すると「抱っこがしてほしい」「かまってほしい」「甘えたい」などの感情を訴えるように泣くようになります。
この2週類の泣くことを産まれてからどのくらいで変わっていくのかを分かっていればある程度のメッセージは受け取ることができます。
また、最初は、なぜ泣いているのかもわからず困り果てることもあります。これは、お父さんやお母さんになると必ず経験することなので、ネガティブに「ダメなお父さん」や「ダメなお母さん」と思う必要はありません。
私も最初はどうしたものかと悩みましたが、やるべきことは一つ一つ確認することが大事です。
オムツの状態・前回の授乳時間・汗をかいていないかなど、一つ一つ原因を無くしていくことで、どんなメッセージを込めて泣いているのかが徐々にわかってきます。最初はその繰り返しになります。
赤ちゃんにとっての抱っこ
泣く頻度は赤ちゃんによって違います。よく泣く赤ちゃんもいれば、あまり泣かない赤ちゃんもいます。どちらが良い悪いはありません。個人差があるので、その赤ちゃんのペースで泣きだし泣き続けます。
個人差はありますが、よく泣く赤ちゃんでも「もう少し待ってね」など声をかけて少し待たせても大丈夫です。また、あまり泣かないからといって、放っておかず泣いてなくても抱っこをしてあげることで、赤ちゃんは安心感をもってくれます。
また、オムツ交換の後に泣いたり、授乳後にゆっくりと抱っこをしてあげる時間を作るのも赤ちゃんにとっては良いことです。
生後4ヶ月~5ヶ月ぐらいになると首もすわりしっかりとしてくるので、そのころにはたて抱きもできるようになります。首がしっかりすると抱っこ紐で赤ちゃんを抱っこすることができ、お父さんやお母さんの両手も開くので便利になります。
夜泣きなどで、授乳後でもなかなか泣き止まず寝てくれないときもあります。お父さんやお母さんは赤ちゃんが泣き止む抱っこのやり方を見つけることも大事です。
抱っこで一定のリズムをとろう
ただ、抱っこをしているだけで赤ちゃんは落ちついて寝てくれる時もあります。ですが、なかなか、泣き止まなかったり寝てくれない時の方が多いと思います。
そういう時は、いろいろなリズムであやしながら抱っこをするようにしましょう。その赤ちゃんにとって落ち着くリズムはあります。
私も1歳8ヶ月の息子ともうすぐ生後1ヶ月になる娘がいます。2人とも同じリズムで落ち着いて寝てくれるので助かっています。ですが、娘の場合は抱っこをしながら寝てくれてもベビーベッドに寝かせると起きて泣いてしまうことも多いです。
抱っこをしながら寝てくれている時間を長めにするとベビーベッドに寝かせてもスヤスヤと寝てくれるようになりました。このように兄妹で同じリズムで安心して寝てくれても、寝た後の抱っこ時間によって起きてしまったりするので、その赤ちゃんにとってどのように抱っこをするかを見つけることが大事です。
ただ、抱っこをするのではなく泣いている時に抱っこをする時はチャンスだと思います。
その時に赤ちゃんに合ったリズムや抱っこの仕方を見つけることで、成長しても同じリズムで落ち着くようになったりもします。1歳8ヶ月の息子もぐずったり寝れなかったりすると赤ちゃんの時の抱っこと同じリズムで揺らしてあげたり背中をトントンとしてあげることで落ち着いで寝るようになります。
泣き声などでイライラするときは
赤ちゃんの声は高いので自分に余裕がなくなってくると泣き声にイライラしてしまうこともあります。
また、いろいろな方法を試しても泣き止まなかったりするとお父さんやお母さんはイライラして自制心を失いそうになってしまいます。
イライラしたりしても、赤ちゃんにぶつけないようにしましょう。
少しでも自分を落ち着かせる方法
- 何度も深呼吸をする
- 赤ちゃんを安全な場所に寝かし(泣いていても)、その場を少し離れる
- 家族や誰かと会話をする
- 外の空気や窓をあけて空気を入れ替えてみる
イライラが続いたり、回数が多い場合は、誰かに相談してもいいですし、保健所・保健センターや小児科医などで相談してみてください。少しは、楽になるかもしれません。
赤ちゃんはお父さんやお母さんと会話ができる
赤ちゃんは泣くことしか伝達方法はありませんが、徐々にお父さんやお母さんも赤ちゃんの泣き方や泣く声の大きさ・高さなどから大体のことがわかってきます。
そういったメッセージをキャッチすることで、より一層の繋がりがもてるようになってきます。もちろん、全てがわかるわけではありません。赤ちゃんも目的がなく機嫌が悪いだけの時もあったりします。
そこで重要になってくるのが、「抱っこ」になります。赤ちゃんに合った抱っこを見つけで安心させてあげましょう。また、たて抱きが出来るようになると胸の上で寝たりします。そういった時はお父さんやお母さんの心臓の音を聞いていたりもするので、寝たからといってすぐにベビーベッドに寝かさずに心臓の音を聞かせてあげるようにしましょう。