出産後から退院までにする検査と過程-webaby【エンジニアお父さんの育児・子育て】

出産後から退院までにする検査と過程

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#新生児#生活

出産後から退院までにする検査と過程

赤ちゃんを出産して退院までには、赤ちゃんのいろいろな検査とお母さんになる為のオムツ替えや沐浴のレッスンがあります。

出産後はどうなるのだろうと、心配に思っている妊婦さんや出産直後のお母さんは先のことを考えて悩んだりもすると思います。

また、ネガティブな思考になるとマタニティブルーなどもあり、いろいろなことが頭をよぎったりします。

心配事や不安を少しでも解消できればと思っています。産後から退院までに身に付けれるように病院もサポートしてくれます。

そんな、退院までどういったことをするのかを簡単にご紹介します。

  1. 出産直後の赤ちゃんへの検査
  2. 赤ちゃんに初乳を与えることで免疫アップ!?
  3. お母さんになるためのレッスン
  4. 産後入院の退院と準備
  5. 産後の赤ちゃんについて
  6. 赤ちゃんとお母さんの準備は万全に!

出産直後の赤ちゃんへの検査

赤ちゃんは産まれると産湯をします。そして、身長・体重・頭囲などの測定し、医師の診察を行います。

心音・呼吸音やお腹を手で触れて内臓などに異常がないかを触診します。また、正常な反射があるか、姿勢や全身をチェックしていきます。もしも、異常があればすぐに再検査や治療に入ります。

赤ちゃんに異常がみられてた時は、産婦人科ではなく小児科での検査と治療になるため、個人のクリニックなどでは緊急搬送という形で大きな病院にすぐに移動になります。

大きな病院での出産の場合は、産婦人科と小児科があるため、その場での処置や同じ病院内で処置ができます。

私の家庭では、小児科のある病院で出産しようという話し合いで息子と娘を大きな病院で出産することにしました。

赤ちゃんに初乳を与えることで免疫アップ!?

初乳は免疫抗体をたくさん含んでおり、さらに栄養価が高くなっています。そのため、お母さんは母乳を与えるようにすることで赤ちゃんの免疫を高めることができます。

入院している間に、母乳に関する指導があります。その指導の中でも授乳のあげ方や乳房のマッサージなどは、赤ちゃんに母乳を少しでも与えるための指導になります。

初めて母乳を与えるお母さんは、なかなか上手く与えることができません。また、初めて母乳を飲む赤ちゃんも口から栄養を取ることに慣れていないため思っている様に飲めなかったり与えられなかったりします。そういったサポートも病院からしてもらえます。

また、乳マッサージは、しこりができないようにするためや母乳を出やすく作りやすくするためにも必要なマッサージになります。

初めての赤ちゃんの場合、母乳がでなかったりもするのでマッサージをしっかりとすることをオススメします。

お母さんになるためのレッスン

お母さんは産後の回復してない状態でもいろいろと学ぶことが多くなります。ですから、焦らず自分のペースでいろいろと身に付けていきましょう。

レッスンといっても大変なものではありません。赤ちゃんのオムツの替え方や沐浴のやり方などを、指導してくれます。

最初はぎこちなかったりもしますが、慌てずゆっくりと行うことで徐々に慣れてきます。また、最初は時間がかかって赤ちゃんが泣いてしまったりもしますが、だんだんとテキパキとできるようになるので焦らず丁寧にするようにしてください。

また、必要な人には調乳の指導もしてくれるので安心してください。また、退院後の生活に不安があったり相談がある人はいろいろと質問などをして少しでも不安要素を取り除くようにしましょう。

産後入院の退院と準備

産後、経過が順調であればほとんどの場合、赤ちゃんとお母さんは同時に退院になります。入院期間はだいたい5~7日ほどで退院できます。

赤ちゃんの最終の診察は小児科医の診察を受けて退院手続きを行います。

退院後の不安やわからないことがあれば、必ず入院中や退院前に相談するようにしましょう。退院後は約1ヶ月ほど、赤ちゃんとお母さんは自宅から出ることができないからです。(体力回復と感染を防ぐためにも)

退院は一人でせずに、お父さんやご家族の方の付き添いで退院することをオススメします。入院時の荷物や赤ちゃんも居るため、赤ちゃんとお母さんのみでの退院はすごく大変になります。

また、退院時に車で自宅まで移動する際は、必ずチャイルドシートに赤ちゃんを乗せて帰るようにしてください。

産後の赤ちゃんについて

先天性代謝異常の検査

生後5~6日ほどで先天性代謝異常と内分泌(ホルモン)の病気に関する検査を受けます。代謝を助ける酵素などに問題がないかを調べるための検査になります。

検査方法は、赤ちゃんのかかとから少し採血をして検査を行います。検査は、19種類の病気が対象になります。早期発見のためにも早い段階で検査をすることで発症や予防をすることができます。

新生児聴覚検査

生まれつきの難病・新生児期に発症する聴覚障害は1,000人に1~2人の割合であります。聴覚障害は早期に発見し、適切な療育をすることで、言語発達の影響を最小限にすることができます。

この検査は、赤ちゃんが眠っている間にする検査なので赤ちゃんにも負担が少ないものになります。必ず、受けるようにしましょう!

出産した医療機関で検査がない場合は、退院後、違う施設での検査もできるので、早めに検査をするようにしましょう。

ビタミンK₂シロップの投与

栄養価の高い母乳は赤ちゃんにとって最適な食事になりますが、ビタミンKが不足することがあります。

ビタミンKは肝臓で血液凝固因子を作る時に必要なビタミンになります。このビタミンKが少ないと脳を含めたいろいろなところで出血がしやすくなります。

その予防として、生後1週間か1ヶ月健診時の計3回ほどビタミンK₂シロップを飲ませることになります。

これは、医療機関によって方針もあるので、与える回数は3回だけでなく、それ以上に自宅でも与えることもあります。医師の説明をよくきいて、与えるようにしましょう。

赤ちゃんとお母さんの準備は万全に!

出産から退院まで、お母さんは短い期間の中、いろいろなことを身に付けていきます。もちろん、入院時の間にぎこちなさがなくなるわけではありませんが、赤ちゃんのための知識や情報をしっかりと学ぶようにしましょう。

また、赤ちゃんの検査はいろいろとありますが、赤ちゃんが健康かどうかを調べる大事な検査になるので、しっかりと受けるようにしましょう。

産後、回復していない体でオムツ替えや沐浴・授乳をすることになるので、退院時はできるかぎり付き添いの人が居てるようにしてもらいましょう。

焦らず、慌てず、丁寧に一つ一つ、赤ちゃんのお世話をしていきましょう。