妊婦さん必見!すぐに病院で診察した方がいい症状
妊娠すると体にいろいろな変化がおきます。ですが、症状によってはすぐに産婦人科での診察を受ける方がいい場合もあります。
妊娠すると妊婦さんは生理的な変化で感情や体調がいろいろと変化します。その変化している間に、たくさんの心配事や体調不良になる方も多く、悩んでいる方もいらっしゃるかと思います。
では、どんな症状・どんな状態であれば病院で診察を受けるべきなのかをご紹介いたします。
お腹の痛み・ハリについて
妊娠すると一番気をつけないといけないのが、お腹の痛みやハリです。度合にもよりますが、少しでもハリが出てくると必ず横になり休むようにしてください。
家事や仕事に追われて動き回ると、すぐに痛みが出たりハリが出たりします。ただ、一般的に何もせずにゆっくりしている妊婦さんも少ないと思います。
もちろん、家事をしている方もいれば、仕事が休めない方も多いと思います。そういった方は、妊娠する前によりもゆっくりと動くようにしましょう。また、先程も言いましたが、痛み・ハリが出たら必ず休むようにしてください。
注意しないといけない痛みとハリの状況
- 痛みやハリがどんどん強くなっている
- お腹がカチカチで板のように固い
- 身動きがとれないほど強い痛みがある
- 出血している
- 発熱がある
こういった症状がある場合は、絶対にそのままにしないようにしてください。すぐに診察を受けるようにしましょう。
妊娠初期なら流産・子宮外妊娠になる可能性があります。また、中期・末期の妊婦さんは常位胎盤早期剥離・早産になる可能性があります。安易に考えていると、入院して手当をしないといけない状況になることもありますので注意してください。
少しでもおかしいと思ったり、軽くお腹を打ったりしても、少し様子をみて異常や違和感があれば、すぐに受診するようにしてください。
出血について
妊娠中の出血は、お腹の痛み・ハリと同じくらい注意が必要です。出血の場合、妊娠初期・中期・末期と関係なく、すぐに診察を受けるようにしてください。
子宮膣部のびらん・子宮頸管ポリープなどの心配がいらないものもありますが、自分で判断するのは難しいので自己判断せずに、そういった状況でも受診するように心がけましょう。
妊娠期間による危険性
妊娠初期での出血なら流産・子宮外妊娠・胞状奇胎になることもあります。また中期以降の出血であれば、切迫早産・前置胎盤・常位胎盤早期剥離などになることが考えられます。
出血は、少しの量であっても通常では出血しないものなのを理解するようにしてください。また、受診する際は、出血した状況などを詳しく医師に伝えるようにしましょう!
前置胎盤・常位胎盤早期剥離について
胎盤は、子宮の上の方にありますが、常位胎盤早期剥離は胎盤が出産する前に子宮から剥がれてしまう状態です。酸素などを送るために必要な胎盤が剥がれることで、お腹の中の赤ちゃんが酸素不足になり、すぐに分娩する場合もあります。
常位胎盤早期剥離の症状は、腹痛と性器からの出血がほとんどですが、体動も感じにくくなることもあるそうです。
前置胎盤は、胎盤が子宮口をふさぎ、子宮口の一部分にかかってしまう形で発達してしまうことをいいます。前置胎盤になると、大出血になることもあり、出産方法は帝王切開での出産になります。
強い頭痛について
頭痛という症状は一番わかりにくいです。寝不足だったり疲れだったり、ストレスでも頭痛が出ることがあります。ですが、強い頭痛が長く続いたり、目がチカチカするような症状があれば、血圧の検査を受けるようにしてください。
妊娠高血圧症候群の可能性も考えられます。頭痛だけで判断するのは難しいですが、あまりにひどい場合やいつもと違う状態であれば、受診するか悩まずに、しっかりと診てもらうようにしましょう。
つわりがひどい場合について
妊娠するとつわりがありますが、人によってつわりの度合は違ってきます。
ひどい場合は、水分もとれないくらいの方もいます。繰り返し吐いてしまったりすると「妊娠悪阻(にんしんおそ)」が考えられます。
こういった場合は、脱水・代謝異常になることがあるので、病院で診察し、医師の判断の上、点滴が必要になることもあります。
胎動が感じられない
胎動はお腹の中の赤ちゃんが元気かどうかを判断できる唯一のコミュニケーションになっています。その胎動が急に、無くなったり感じられなくなったり弱くなったりしたら、すぐに診察を受けるようにしてください。
赤ちゃんから異変のサインかもしれません。自己判断せずに病院でしっかりと診てもらうようにしましょう!
前期破水について
出産時に破水するのは当たり前ですが、妊娠中に膜が破れて破水すると、お腹の中の赤ちゃんは子宮の中にいられなくなり、流産・早産になってしまいます。
破水はお母さんでも分かりづらかったりするそうで、尿漏れと勘違いしやすいです。ですが、尿と違いサラサラした液体が流れ出ている時や大量に流れ出したときは、すぐに受診しましょう!
状況を把握して自己判断はしない!
いろいろな危険性をご紹介しましたが、症状がでた時は必ず自己判断せずに受診するようにしてください。
ご紹介した症状
- 痛みやハリが収まらない
- 痛みやハリが強くなっていく
- 出血がある
- 強い頭痛がある
- つわりがきつく水分がとれない
- 胎動が急に無くなった、弱くなった
- 破水をした
今回、ご紹介した症状を一覧にしています。ですが、この他にもいろいろな症状や状況があります。少しでも「おかしい」「違和感がある」などを感じた場合は、悩まずにすぐに産婦人科で受診するようにしましょう。
受診して何もないと言ってもらえるだけでも、無駄足にはなりません。そういった小さな不安であっても、一つ一つ不安を取り除き元気な赤ちゃんを産むための行動になります。
お母さんやお父さんやお腹の中の赤ちゃんが安心して生活で、産まれてこれるようにお母さんの不安は一つでも無くしていきましょう!