蒸れるオムツとお風呂でのスキンケア
赤ちゃんは大人に比べて肌が繊細です。よく皮膚トラブルを起こしたりします。
もちろん、赤ちゃんによっても肌が荒れやすかったり、荒れにくかったり様々な個人差がありますが、毎日寝たままだったり、寝返りをしないので肌が重なっているところは汗で蒸れたりします。
また、蒸れる場所の代表的なところを言うとオムツの中です。お尻がすれて荒れてしまったり、することもあります。
赤ちゃんの中でも肌の弱い赤ちゃんは、赤くなったりガサガサになったりすることもあります。
そういった皮膚トラブルを少しでも減らしてキレイな肌を保つようにしましょう。
赤ちゃんと大人での皮膚の違い
赤ちゃんは皮膚とのトラブルをよく起こします。それは、大人と違い皮膚ができあがっていないということが一番の原因になります。
1.皮膚の厚さが違う
赤ちゃんの皮膚は真皮の厚さが、大人の1/2~1/3と言われています。すごく薄くて傷つきやすい状態になっています。ですから、沐浴やお風呂ではゴシゴシと洗わず、撫でるように洗うようにしてください。
また、拭くときもゴシゴシとこする様に拭くことはしないでください。沐浴後などでは、軽くポンポンと押し当てるように水分を取る様にしましょう。
2.バリア機能が未発達
ウイルスや細菌は皮膚からも体の中に侵入してこようとします。大人の皮膚であれば、そういったウイルスや細菌から防御しようとします。また、体内の水分が抜けないようにもなっています。
ですが、赤ちゃんにはこのような「バリア機能」が未発達のため、皮膚トラブルの原因にもなります。赤ちゃんを抱っこしたりする前には、手が汚れていないかなどを確認してから触るようにしてください。
3.乾燥しやすい
赤ちゃんや子どもの肌は柔らかくすべすべに見えますが、生後1ヶ月から2ヵ月を過ぎてから思春期前まで皮脂分泌がほとんどなく、乾燥しやすくなっています。
4.新陳代謝の違い
子どもは体温が高かったり、新陳代謝が盛んで汗をよくかいたりします。そうすると肌に菌や汚れがつきやすかったり汚れやすくなったりすると思います。
そういった、汗などをしっかりと洗い清潔に保ち保湿もしっかりすることが大事になります。
清潔にして保湿をしっかりと!
赤ちゃんの皮膚と大人の皮膚の違いを理解したところで、次に必要なのは、清潔に保ち保湿をすることが大切です。
赤ちゃんの肌は、皮脂や汗で汚れやすくなっていたり、蒸れていたりすることが多いです。そんな肌をしっかりと沐浴で洗い流すようにしましょう。
ですが、ゴシゴシと洗うのではなく、撫でるようにお湯で流し落とすというイメージをもって皮脂や汗を落とすようにしましょう。
また、シャンプーや石鹸などは刺激の少ない低刺激性のものを使うようにしましょう。よく泡立てて、ガーゼや手で優しく洗うようにしてください。
汗などが溜まりやすく、蒸れやすいところ
- 耳のうしろ、うなじ
- わきの下、手首
- 膝の裏、足の指の間
上記のような、肌と肌が重なる部分や、赤ちゃんを前からみて目に入らない部分(うなじなど)をしっかりと洗いながしましょう。
また、頬や額・まゆ毛なども優しく洗い、頭皮は赤ちゃん専用のシャンプーで洗うようにしてください。
沐浴・お風呂が終わるとしっかりと保湿をしてあげましょう!
乾燥しやすいので保湿剤やローションなどを塗り広げてあげることで乾燥を防ぐことができます。また、季節によっては湯冷めをしない様に室内の室温は暖かくし、赤ちゃんの体が冷えないようにしましょう!
おしりにも注意して
赤ちゃんは、オムツを何度も変えるぐらい、排便・排尿をします。そのため、オムツの中は蒸れやすくなっているので、オムツ替えの時は、しっかりとお尻拭きなどで汚れを取る様にしましょう。
また、汗をかいているようであれば、拭きとるようにしてあげてください。そうすることで肌荒れを少しでも無くすことができます。
おしりが荒れて赤くなったりすることもあるので、オムツ替えをする際に赤くなっていたら布などで拭くよりも、お湯で洗い流すことで荒れを防止することもできるそうです。
それでも赤みが取れない治らない場合は、小児科や皮膚科を受診するようにしましょう。
赤ちゃんの肌着は大丈夫ですか?
先程は皮膚などについてお話しましたが、赤ちゃんの肌着も皮膚トラブルの原因の1つにもなっています。
肌着は吸湿性の高いものを着せるようにしましょう。寝返りもあまりすることがない赤ちゃんですが、汗はかきます。
肌触りが良い吸湿性の高い肌着をきせることで、少しでも蒸れることなく過ごすことができます。また、暑くなると泣いて知らせてくれたりもするので、赤ちゃんの様子をしっかりと見極めるようにしましょう。
湿疹やアトピーなどの肌トラブルを起こす赤ちゃんも多いです。元々、肌が非常に弱かったりするとそういったトラブルにもなります。
そういった場合でも、しっかりと清潔に保ち保湿をしっかりとするようにしましょう。湿疹やアトピーが治らなかったり酷くなってきたら、直ぐに病院で受診するようにしてください。
酷くなったりして、自己判断で薬を塗ったりするようなことはしないようにしましょう!
初めての子どもも場合、いろいろなことを初体験すると思いますが、必要な情報と知識を持っているだけで、赤ちゃんは元気に育ちます。無理なく、安心できる子育てをしていきましょう。