赤ちゃんの健康状態は、うんちとおしっこから判断できる!
産まれて間もない赤ちゃんは話すことも行動もできません。お父さんやお母さんにいろいろと知らせたいことがあっても、なかなか上手く伝えることができないです。
そんな赤ちゃんに応えようとお父さんやお母さんは、日々がんばっていると思います。ですが、なかなか赤ちゃんの想いを汲み取れなかったり、なぜ泣いているのかなどでお悩みの方も多いと思います。
赤ちゃんが泣いている理由は、オムツの交換・空腹・体調が悪いなどが一般的です。
その中でも「体調が悪い」という理由で泣いている場合は、なかなか見分けるのが難しかったりします。そんな健康状態の赤ちゃんを見分ける方法をご紹介します。
少しの知識で赤ちゃんの気持ちを察知できるようししましょう!
赤ちゃんはどうやって知らせてくれるの?
赤ちゃんは、基本的には動くことも話すこともできません。
ですから、伝える方法は、「泣く」「機嫌の良し悪し」「うんち・おしっこ」などから赤ちゃんの伝えたいことは状態を知らせてくれます。その中でも健康状態は「うんち・おしっこ」が重要なポイントになります。
排便をしなく便秘気味という赤ちゃんでも、便秘という状態を知らせてくれます。定期的に排便をしないことで、お腹の中に便が溜まっていたり、それに伴い機嫌が悪かったり泣いたりもします。
そういう時ほど、便はしっかり出ているか・尿は定期的にでているかなどで判断もできます。
また、夏場であれば脱水になることもあるのでしっかりと尿を出していることで水分が足りているかなどの判断もすることができます。
赤ちゃんのうんちはすごく重要な伝え方になります。便の硬さや色・量などで、健康状態の確認もすることができます。
このように、「泣く」「機嫌の良し悪し」だけでなく、生きていく上での「うんち・おしっこ」でも赤ちゃんの状態を確認することができるのです。
赤ちゃんのおしっこで健康状態を確認
健康状態を確認する上で、赤ちゃんのうんちやおしっこは重要なバロメーターになっています。
赤ちゃんは、1日におしっこを10~20回ほどすると言われています。それは膀胱におしっこをためることができないからです。
大人のように、定期的に膀胱にためて排尿するということができず、ほとんどためることなく排尿するため1日の回数が多くなります。
また、大人は腎臓で尿の濃さや状態を調整して体液のバランスを保ち排尿しますが、赤ちゃんはこの機能が未熟でできません。なので薄い状態のおしっこを何回かに分けてすることになります。
このように1日にどれくらいのおしっこをするかを知っているだけで、赤ちゃんの状態を認識する一つの目安にもなります。
赤ちゃんのうんちで健康状態を確認
うんちに関してもおしっこほどではないですが、頻繁に排便します。これも、おしっこと同じでうんちをためておくことができないからです。
1日の回数でいうと4~8回ほどと言われています。ただし、授乳やミルクの量・回数で排便する回数や量も変わってくるので、この回数は目安程度で覚えておく方が良いと思います。
1日に8回以上する赤ちゃんもいれば、授乳するたびにうんちをする赤ちゃんもいますので、子どもがどういう時にうんちをするのかなどを把握しておくことが大事です。
うんちの回数からも健康状態を把握するポイントになります。いつもより、回数が少なかったりすると母乳不足なども考えられますが、機嫌が良かったり体重も増加しているようであれば母乳不足の心配もないと思います。
便秘と下痢の目安は?
産まれたばかりの赤ちゃんのうんちは、ほとんどが水っぽかったりします。また、つぶつぶが混じっていたりもしますが、産まれたばかりの赤ちゃんは消化機能が未熟なのでこういった状態のうんちをすることがあります。
水っぽかったりつぶつぶが混じっていても下痢ではありませんので安心してください。
産まれてから日数・月齢を重ねるごとに、赤ちゃんも成長しうんちの回数や硬さも変わってきます。生後2~3ヶ月で1日に1回になってきます。赤ちゃんによっては3日に1回という場合もあります。
お父さんやお母さんは、急にうんちが出なくなり便秘ではないのかと心配になる方もいるとは思いますが、うんちの状態や赤ちゃんの機嫌などを総合的に判断しましょう。
なかなかうんちを出さなくても、やわらかくスムーズに出ているようなら便秘の心配はないそうです。ですが、ふだんのうんちの状態と比べて違うようであれば注意が必要です。
オムツを変える時にチェックすること
赤ちゃんのうんちは、健康状態を知らせてくれるバロメーターになっています。うんちの色がとても重要なお知らせポイントです。
通常は、黄色や緑色のうんちをしますが、これは胆汁色素(ビリルビン)がうんちに含まれているためこういった色のうんちがでます。胆汁色素は黄色いろですが、腸内の乳酸菌の酸によって緑色に変わったりもします。
ただし、淡黄色(薄い黄色)だったりクリーム色のうんちが出てる場合は、胆道閉鎖症などで胆汁の量が少ないとこのような色になったりもします。
うんちの色で健康状態を把握できるのでオムツを変える時は、しっかりと確認するようにしましょう。また、色の目安は母子手帳き掲載されている「便色カード」を参考に判断することで、どういった状態かもわかります。
このように健康状態をうんちから判断することで病気をいち早く発見することもできます。
赤ちゃんのオムツを変える時に、しっかりと健康状態を確認するだけで、早期に病気を発見したり、機嫌の良し悪しの理由もわかってきます。お父さんやお母さんの少しの知識で、赤ちゃんが元気に育つのでうんちの状態やおしっこの状態をしっかりと覚えておきましょう!!