乳幼児健診について
乳幼児は健診が定期的にあります。子育てしていると忘れがちになったり、日々の生活に追われて先延ばしになったりします。
健診と聞くと病院での「待ち時間が長そう」「来月にしようかな」と、思ってしまいますが、乳幼児の健診はすごく大事です。言葉を話せない月齢の赤ちゃんや言葉を話せるが上手く説明できない年齢の子どもにとっては、病気の早期発見・早期治療にも繋がります。
そんな乳幼児健診の目的や時期などをご紹介していきます。
乳幼児健診ってなに?
乳幼児健診とは、正しくいうと乳幼児健康診査と言います。子どもの病気などを早期発見し、早い段階での治療もできるようになります。また、病気だけでなく健康状態・成長の確認や健康の増進も目的になっています。
検査項目は、月齢・年齢によって違うため子どもの年齢に合った項目での検査になります。また、検査の場所は、各地域の医療機関にて乳幼児健診を受診してください。(小児科)
健診の時期と健診内容
健診は3歳までで定期的な健診があります。
生後1ヵ月の乳幼児健診は、お母さんの産後のチェックと同時に行われることが多く、出産した病院やお医者さんで診ていただけます。また、産科のみのクリニックなどでは、小児科医に診てもらうこともあります。
その後の乳幼児健診は市区町村で違うため各市区町村へ確認していただくことになると思います。また、地域によっては個別に通知などあります。
基本的な月齢・年齢での乳幼児健診
- 4か月児健康診査
- 7か月児健康診査
- 1歳6か月児健康診査
- 3歳児健康診査
地域によっては10か月に健診する場合もあります。市区町村によっては集団健診での実施になることもあります。
乳幼児健診の検査項目について
乳幼児健診は月齢・年齢で異なりますが、基本的には身長・体重などの身体的な測定があります。
また、発達状況や発育の状況を確認し、お父さんやお母さんが日々の中で疑問に思ったことや悩みなどの相談も対応してくれます。
うちの息子の場合だと、3月生まれなので保育園のクラスでは一番年下になり、発達の遅れがないかなど、心配になったりします。
大きくなればそういった心配事も少なくなると思いますが、1歳児クラスなどでは3月生まれと4月生まれでは約1年ほど違うため、周りの子が走り回っているのに息子はやっと立ち出したという状況になります。
頭では1年ほどの違うとわかっていても相談したりしました。その都度、的確な対応をしてくださるので子育てでの不安も解消されます。
保険センターで乳幼児健診を受診する場合は、専門のスタッフが診てくれたりします。医師・保健師・歯科医師・心理士・栄養士などです。これは、地域などで異なる場合がありますが、専門のスタッフの方に相談することで、より明確なアドバイスなどもいただけます。
予防接種の内容や赤ちゃんの食事のアドバイス・しつけや育児環境の問題・お父さんやお母さんの心の問題などの質問や悩みも相談することができますので、少しでも気になることがあれば遠慮せずに聞くことが大事です。
乳幼児健診日に気を付つける事や持ち物
母子健康手帳を必ず持参してください。また乳幼児健診は身体の検査もあるため、子どもは服は脱ぎやすいものを着用し、できるかぎり着脱が簡単なものにすることで検査がスムーズに行われ子どもがぐずる可能性も低くなります。
乳幼児健診前の通知にアンケートなどがあれば必ず記入し、持参するようにしてください。日々の疑問や質問もその場になると忘れて聞けなかったということが多いので、箇条書きでもいいのでメモしておくことをオススメします。替えのオムツも持っていくと安心です。
その他にも保険証・乳児医療証・乳幼児健康診査受診票(母子手帳別冊)などもあれば持参してください。
子どもの乳幼児健診だけではない
乳幼児健診は子どもの健康状態や発達状況の確認や病気の早期発見・早期治療が目的ですが、子どもだけでなくお父さんやお母さんの心配事や悩みなども解決できる場になります。
日々の生活で悩んでいることは、子どもの事だけでなく、育児環境やライフスタイルの改善にもなります。また、産後はお母さんの体力や精神状態が安定していない時期が長かったりする場合もあるため、しっかりと伝えるようにしましょう!
お父さんやお母さんの不安要素を少しでも取り除くことで、子どももすくすくと成長していける環境になると思います。