子どもは邪魔してるのではなく家事を手伝っている!?-webaby【エンジニアお父さんの育児・子育て】

子どもは邪魔してるのではなく家事を手伝っている!?

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#幼児#成長#生活

子どもは邪魔してるのではなく家事を手伝っている!?

1歳半ぐらいになると自分で歩き回ったり投げたり持ち上げたりが自由にできてきます。そういった成長も、お父さんやお母さんは一つの楽しみになると思います。

ただ、家事をしているときに子どもが近くをぐるぐる歩いていたり、物をあっちに持って行ってまた持って帰ってきたり、畳んだ洗濯物を崩したりと家事が二度手間になるような行動をとっていることはありませんか?

時間に追われていて早く家事を終わらしていきたい時は、「邪魔しないでほしい!」「離れていてほしい!」って思ったことは一度はあると思います。ただ、子どもは何を目的として、そういった行動を取っているのかゆっくり考えてみてください。

  1. 子どもは成長し、お手伝いができる手前まできている
  2. 大人と同じことを与えてみる
  3. 完璧にはできないのが当たり前
  4. 大人の基準でお手伝いをさせないで
  5. お手伝いができる環境とお手伝いの土台を作ろう

子どもは成長し、お手伝いができる手前まできている

食器を洗っている時に、子どものコップを貰おうとしても離してくれなかったり、畳んだ洗濯物を広げで遊んだり、家事をしているときに後ろからついてきたりとお父さんやお母さんが忙しく動いているときほど近くにいてることがありませんか?

それは、子どもがお父さんやお母さんの手伝いをしようとしているかもしれません。子どもは手伝いという概念がもともとないですが、お父さんやお母さんと同じことをしたいという気持ちはあります。そういった時に、邪魔だったり二度手間になるからと言って子どもを遠ざけないようにしてみてください。

子どもはお父さんやお母さんと一緒に遊びたいだけです。また、大人が考える「遊び」ではなく子どもの「遊び」は広範囲の物事です。大人の考える「遊び」はおもちゃを使ったりお絵かきしたりと思い浮かびますが、子どもはお父さんやお母さんと同じことをして同じようにしたいということです。

畳んだ洗濯物もおもちゃ、飲み終えたコップもおもちゃと考えてみると子どもはお父さんやお母さんと一緒に遊びたいだけなのです。そういった気持ちから遊びをお手伝いに変えてしまうことで、お手伝いを好きになる一つの方法だと思います。

大人と同じことを与えてみる

洗濯物を散らかしたり、食器を離さなかったりするときは、大人と同じで畳んでいない洗濯物を与えてみたり、食器を運んでとお願いしてみてください。お父さんやお母さんがしていることと同じ環境や指示を出してあげるだけで子どもは笑顔でします。

お手伝いといっても最初は上手くできないですが、何度も楽しく与えていると徐々にできるようになります。それが、子どもにとってはお父さんやお母さんと一緒に楽しく遊んでいることになります。

毎日、仕事や家事に追われて時間もなく気持ちに余裕がないとは思いますが、一つの家事を子どもと楽しくやるために他の家事を簡単にすませて時間をとってみてください。子どもの成長が目の前で見れます。

完璧にはできないのが当たり前

私の息子も最近、私と同じような行動をとるようになってきました。

例えば、乾いた洗濯物を畳んでいる時に洗濯物の中から一つ取り頭の上に上げたり床に置いたりを繰り返します。そして、気が済むと次の衣類をとり同じ行動をします。最初は遊んでいるんだと思っていましたが、私がタオルを畳む際に、腕を上下に動かしてタオルを畳んでいるのと同じ行動をしていたのです。

大人は衣類を畳む時は衣類を見ながらキレイに畳みます。それは畳むのが目的だからです。
子どもは衣類を畳む時は腕を見ています。それは腕を動かす遊びだからです。そして上下に動かした衣類を床に置くという遊びなのです。

また、食事後に洗い物をしていても食器は握りしめて話しません。機嫌が悪いのかと思っていましたが、抱っこしてコップと子どもを一緒にキッチンまで連れていくとシンクにコップを「ぽんっ」と置きました。私が食器を運んでシンクにいれているのを見て同じ様にやりたかったみたいです。

そういった行動は、完璧ではなく再度、私がやり直します。ただ、この遊びがお手伝いになり、率先してできるようになると無理にお手伝いを教えなくても遊びとして学ぶことができます。また、遊びとしてできることは苦痛を感じず、楽しいイメージを持つことができるので、これから成長していく上でお手伝いのハードルが下がり気軽にお手伝いをしてくれるようになると思います。

大人の基準でお手伝いをさせないで

お父さんやお母さんは、毎日のことなので家事を当たり前にしています。また、完璧ではないものの早くキレイに仕上がります。

ただ、子どもは生まれて初めてのことばかりなのでできません。食器を運ぶのも乱暴に投げ入れたり、床に落としたりします。ただ、それは当たり前のことで出来るまで根気よく楽しくさせてあげましょう。また、できた時には必ず褒めてあげてください。

お父さんやお母さんができた時に褒めるだけで、それが正しことで上手くできたことと認識し、また褒めてもらうために次の日もやります。そういった繰り返し経験を積ませて初めて床に落とさずに持っていけて、シンクにそっと置けるようになります。

お手伝いができる環境とお手伝いの土台を作ろう

子どもは決してお父さんやお母さんの邪魔をしたいとは思っていません。また意地悪をしてやろうとも思っていません。完璧にできないから二度手間になり大人は邪魔に感じるだけです。

子どもが常に笑顔でお手伝いができるようにお手伝いという遊びを子どもとしてみてください。お父さんやお母さんの心に余裕を少しつくり子どもが、お手伝いをできる環境や雰囲気を作ってあげましょう。

そして、近い将来に向けて遊びがお手伝いになるようにお父さんやお母さんが子どもと一緒に家事をしてみてください。そうすることで楽しく学べて経験を積み、お手伝いが嫌なものというイメージを付けずに成長していくと思います。

そういった時間を一日の数分でいいので親子で時間を作ってみてください。