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【9月・秋から流行する】溶連菌感染症について

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#生活#病気・ケガ

【9月・秋から流行する】溶連菌感染症について

子育てをしていて子どもが風邪を引くことはよくあります。ですが、時期や流行の病気などと症状が似ていて、いつもの風邪と違うっと思うのは症状が重くなってからが多いと思います。

9月に入り秋になると徐々に「溶連菌感染症」という感染症が流行り出します。もちろん一年中ある病気ですが、主に11月~4月が感染の時期ともいわれています。一年中ある病気なので日頃から気を付けるべきですが、一度身近なところで流行ってしまうと子どもへの感染は早いです。

そんな溶連菌感染症を少しでも情報を得て予防や対策を取るようにしましょう!

  1. 溶連菌感染症とは?
  2. 溶連菌感染症の流行時期と特徴
  3. 溶連菌感染症にかかった時の対応
  4. 予防と家庭内での感染を防ぐ方法
  5. 子どもが感染して家庭でできること

溶連菌感染症とは?

正式には溶血性連鎖球菌といわれる細菌で、2種類のαとβがあります。β溶血には人への病原性をもっているのが4つあり、A群・B群・C群・G群などだそうです。溶連菌感染症になる場合のほとんどがA群で、一般的にはA群溶血性連鎖球菌(A群β溶血性連鎖球菌)に感染するのがほとんどです。

溶連菌感染症は喉が痛くなり炎症を引き起こします。また、発熱や体に発疹が出る症状もあります。とくに子どもへの感染が多く、全身に赤い発疹が出て猩紅熱(しょうこうねつ)になる場合もあります。

発熱し高熱の期間は感染力があり、保育園・幼稚園や学校などは出席停止になります。ただ、抗生剤を24時間以上内服すると感染力は無くなるそうです。

ただし、合併症を起こす場合があるので抗生剤は少しの間は内服が必要です。合併症は中耳炎・気管支炎・リンパ節炎・副鼻腔炎などがあるためお父さんやお母さんは注意が必要です。

溶連菌感染症の流行時期と特徴

溶連菌感染症の流行時期

流行時期は11月~4月と言われていますが、秋ごろから徐々に増えるそうです。ただし、一年中ある感染症なので日頃からの予防や健康管理は必要です。

感染経路は、飛沫感染・接触感染で咳やくしゃみなどで飛び散った菌を口や鼻から吸い込み感染します。また、皮膚と皮膚が触れたり、物を介して感染するのでマスクや手洗いをしっかりするようにしましょう。

とくに子どもの感染が多いのは保育園・幼稚園や学校などでの感染が原因の一つです。

溶連菌感染症の特徴

舌にイチゴのようなブツブツができ「イチゴ舌」の症状もでます。重症化すると「猩紅熱(しょうこうねつ)」になり全身に発疹がでます。重症化し、そういった症状がでると十分な治療をしないと、ウマチ熱・急性糸球体腎炎などになることがあります。

潜伏期間や症状が回復するまでの期間は抗生剤などで早く終わりますが、合併症の危険を考えると抗生剤を10~14日間ほどの期間は服用が必要だそうです。

溶連菌感染症にかかった時の対応

症状は発熱と喉の痛みです。発熱は38~39度ぐらいで3歳未満の子どもはあまり熱が上がらない事がるそうです。
また、身体に小さくて赤い発疹がでたり、舌に出てイチゴ舌になったりもします。発疹の後は皮がむけてくるそうです。風邪と違い咳や鼻水が出ないのも特徴の一つです。潜伏期間としては2~5日間ほどです。

こういった症状がありますが、小さい子どもや話ができない赤ちゃんが感染すると気が付きにくいです。喉の痛みを訴えれない子どもは発熱と発疹で確認するしかないです。風邪と違い鼻水や咳も出にくい為、赤ちゃんの沐浴や子どもの入浴時にしっかりと発疹があるか確認しながら洗うようにしましょう。

また、発熱がある場合は風邪だと自己判断せず、病院での検査をするようにしましょう!

病院での検査・診断後は薬で治療しますが、発熱は2~3日で治まります。ただし、抗菌薬は菌を退治する薬なので熱が下がった後もしばらく飲み続けます。そうすることで体内の菌を確実に退治し、健康な身体へと向かいます。

予防と家庭内での感染を防ぐ方法

予防としては、手洗いやうがいなどをしっかりすることが重要です。予防のためのワクチンはなく、日頃の生活をしっかりとすることが一番の予防になります。接触感染があるため、家庭内で家族がよく触るものは消毒するうようにしましょう。
例えば、リモコンやドアノブ・おもちゃや絵本などもできる限り、アルコールのウエットティッシュなどで対応するようにしましょう。

溶連菌感染症は繰り返し感染するため、大人になっても感染します。また、大人が外から持ち込むことがあるのでしっかりと手洗いが重要です。飛沫感染をするため、兄弟・姉妹で遊ぶ時は、注意するようにしてください。少しでも症状がある場合は気を付けるようにしてください。

登園・登校に関しては症状が治まってからは、園や学校・医師の方針に従って登園・登校をしてください。感染する疑いがある場合は必ず病院で医師に診断してもらいましょう。

子どもが感染して家庭でできること

喉が痛くなるため、食事をしなくなったり食べる量が減ったりする場合があります。

そういった時は、硬いものや熱いものなど刺激のつよい食べ物は避けるようにしてください。入浴に関しても熱が下がって元気であればお風呂に入っても問題ないそうです。
ただし、家庭内での感染を考えてお風呂は最後に入るようにしたり、タオルなどは共有しないようにしてください。

2日以上経っても熱が下がらなかったり、喉が痛くてどうしても水分が取れないときや1~2週間経っても元気がない血尿がでるなどの症状があるばあいは、再度病院を受診するようにしてください。

子どもが感染する前の予防と子どもが感染してからの予防をしっかりすることで家庭内での感染を防ぎ、子どもだけでなくお父さんやお母さんの負担を少しでも減らすことができます。毎日の手洗いや小さな予防を積み重ねて健康的な生活を送りましょう!