【9月・秋から流行する】インフルエンザについて
皆さんが知っているインフルエンザの流行は11月ごろから3月までと言われています。ただ、近年では夏にもインフルエンザが流行した事例がいくつもあります。
2009年のインフルエンザA型が日本で8月から10月に流行したり、沖縄では7月末から集団感染したこともあります。
今までは夏には流行しないとされていたインフルエンザでも、夏の暑い時期や秋に入る前の9月頃からインフルエンザになることもあります。そういった情報をキャッチし、少しでも早めの対策を取るようにしましょう。
インフルエンザとは?
そもそもインフルエンザとはよく聞くがどういった病気なのかよくわからない方も多いと思います。まず、インフルエンザウイルスはA・B・Cと3型があり、A型とB型がよく流行します。
また、予防注射をしていてもインフルエンザになってしまうことを聞いたことが思います。それは、予防注射をした型が違うというのが一つと、同じ型のでも毎年ウイルスが変化しているため抵抗力や免疫力が低下している身体に入るとインフルエンザになってしまいます。
インフルエンザにかかったと自覚するには病院での検査が一番だと思います。風邪とインフルエンザの症状が似ているため、大人は症状が悪化した時に初めて風邪ではないのでは?と考えるからです。ですから、子どもが風邪っぽい症状をした際は早めに病院での検査を受ける事をオススメします。
風邪とインフルエンザの違いについて
風邪は、いろいろはウイルスが喉や鼻・眼などから感染し咳・鼻水・発熱などの症状を起こします。上気道という鼻から喉の奥までを炎症させる病気です。
インフルエンザは、インフルエンザウイルス単体が感染することで呼吸器の病気です。呼吸器とは肺や気管支などの呼吸をする器官の部分になります。
ただ症状は似ているため、見分けがつきにくい方も多いと思います。だいたいの人は1~2日経って悪化してきてインフルエンザかなっと思います。では、風邪と違いなぜ1~2日で悪化するのかです。
そもそも風邪とインフルエンザは細かく見ると特徴は同じでも様子や経過が違います。
特徴 | 風邪 | インフルエンザ |
---|---|---|
発熱 | 37~38度 | 37~40度 |
進行速度 | ゆっくり | 急激 |
症状 | くしゃみ、鼻づまり・鼻水、咳、喉の痛みなど | 筋肉痛、倦怠感など 合併症:熱性けいれん、脳症、肺炎、 気管支炎など |
期間 | 1週間ほど | 1~2週間ほど |
このように、風邪よりもインフルエンザの方が進行速度が速く1~2日で悪化し、その後の症状も風邪に比べて重い状態になります。体の弱い子どもや小さい子ども・赤ちゃん・年配者が感染すると重症化することもあります。もちろん、命の危険にも晒される病気の一つです。
症状と潜伏期間について
インフルエンザになったときの症状
インフルエンザのは飛沫感染です。くしゃみや咳によってウイルスを含んだ飛沫が飛び散り感染します。空気中から感染するため感染力は強く、くしゃみや咳をしている人から1~2mの距離だと直接飛沫が飛んできて感染します。
症状としては、急に熱が40度近くまで上がります。また、頭痛や関節痛・筋肉痛などが起こり全身への痛みがでます。ひどい場合は合併症を起こすこともあります。
インフルエンザの潜伏期間と感染期間
潜伏期間は1~3日で発熱は2~3日続くのが一般的です。
また、1週間程度で回復します。保育園や幼稚園・学校では1週間の自宅での療養になり集団感染を防ぐことになります。
大人であれば、1~2週間ほどで完治しますが、子どもが感染すると重症になることがあるので、風邪っぽいというレベルの症状でも病院で検査をしてもらうようにしましょう。
特徴と対処法・感染防止について
インフルエンザの特徴と対処法
特徴としては、ウイルスに型があり毎年変化して何度も感染するということです。また、進行も早く40度近くまで熱がでます。風邪と違い身体の全身が痛くなり、人によっては立てないほどにもなります。
インフルエンザにかかってしまった時のの対処法は、まず病院での検査と薬服用です。十分に休養を取り身体の中のウイルスを発熱で撃退するしかありません。そのためにも自宅療養であってもトイレや食事以外は、できる限り行動せずに寝ていることが一番の対策になります。
インフルエンザの感染防止方法
効果的な予防としては、毎年ウイルスが変化しますが予防接種を受ける事が一番です。ただ、体調の変化で感染する場合もあるため、帰宅後などの・うがいを念入りにしてください。
また、流行時期などは人混みを避けた場所に外出するようにしましょう。日頃から、十分な睡眠とバランスの取れた食事をとり健康な身体を維持することでウイルスの感染を防ぐことができます。
ご家庭では、加湿器などを使用し、適度な湿度を保つことで空気中のへの対策をすることができます。
家庭内や保育園・幼稚園や学校などでの感染を防ごう
感染予防の基本は手洗いになります。感染の多くは手に付いたが物やドアノブなど人が頻繁に触る部分に付着し、そこから他の人へと次々にウイルスが付いていきます。手についた鼻や口・眼から体内に侵入します。
そういった感染経路を断つために手洗いが基本になります。保育園・幼稚園や学校など外出した子どもは必ず一番に手洗いをするようにしましょう。また、家庭内でもドアノブやおもちゃを消毒するなど大人と子どもが触る場所はできる限り衛生的に保つようにしましょう。
また、食器やタオルなどの共有は避けて個人専用のものを使うようにしてください。
家族での感染疑いがある場合(風邪っぽい症状でも)は、病院での検査をできる限り早くするようにして対策していきましょう!