子どものコミュニケーション能力を向上させる子育て方法-webaby【エンジニアお父さんの育児・子育て】

子どものコミュニケーション能力を向上させる子育て方法

公開日:

#幼児#成長

子どものコミュニケーション能力を向上させる子育て方法

子どもはある年齢にならないと話すことができず、大人が当たり前にしているやり取りや主張・受け答えなどができません。本当になにを求めているのか何を考えているのかは、表情や行動をしっかり観察し、大人が読み解くという方法しかないです。

ですが、それは子どもと大人のやり取りになり、もしも子どもと子どもの場合は行き違いが多くなり結果的にお友達を噛んだ・叩いたということが出てきます。ある程度、噛み癖などがなくなっても思うようにいかない時やイライラした時などは子どもも我慢ができず噛んでしまうことがあると思います。

お友達を噛んでしまう。叩いてしまう。または、お友達との関係が上手く作れていないなど、心配になることが多いと思います。そういったことをコミュニケーション能力を上げて改善することができます。

  1. 子どもは話せなくても会話ができる
  2. コミュニケーションが取れると人気者になれるかも!?
  3. 子どもに教える行動は言葉と動作を同時に教える
  4. 1つの行動を教えるにはタイミングが必要
  5. 話せなくても会話ができれば子育てが楽になり、ぐんぐん成長していく

子どもは話せなくても会話ができる

コミュニケーションとは、「気持ち・意見などを相手に伝えること」です。
もちろん、言葉や会話で伝えるのがお互い分かりやすく明確に伝わります。ですが、話すことができない年齢の子どもはどうするのか?

大人が相手だと子どもからは伝えることだけで十分です。ですが、同じ年齢のお友達では受ける側も理解することが大事です。ただ、大人の様に相手に寄り添って理解しようという考えは少なく瞬時にわかることのみしか受けることができません。

ここで重要なのは、会話ではなく行動です。話せなくても「さようなら」という場面で手を振る(バイバイ)と、日ごろからその行動を知っている子どもであれば「さようなら」と理解します。また、時間が分からなくても就寝時に布団に横になることで「寝る」ということを理解します。小さな行動を教えることにより、子ども同士でもコミュニケーションが取れお友達との関係を築き上げることができます。

コミュニケーションが取れると人気者になれるかも!?

子どもは相手のリアクションをすごく見ます。お父さんやお母さんが笑顔になって褒めると喜んで何度も繰り返します。また、相手のリアクションがないと子どもの記憶には残りにくくなります。

では、子ども同士の場合はどうでしょう?
受ける側の子どもがリアクションがなければ、発信した子どもには記憶に残りにくいためコミュニケーションが取れていないのと同じになります。ただ、子どもが相手を想ってリアクションすることはないです。そこで、重要なのが受ける側の子どもの行動です。

例えば、おやつを分けてくれた子に、貰った子が「ありがとう」と頭を下げて行動したとします。おやつを分けた子は、その行動が自分に対しての行動だと理解するので、またおやつを分けたりします。小さな行動が相手にとってリアクションが返ってきたことになります。

「ありがとう」と頭を下げて行動する子と、そのままおやつをもらう子とでは記憶に残るのは「ありがとう」と頭を下げて行動する子の方が明確に記憶され、お友達は増えていきます。

子どもに教える行動は言葉と動作を同時に教える

行動と言葉を教えることで話せなくても、言葉を聞くだけで行動するようになります。
うちの家庭ではいろいろな行動をその状況時に必ず教えています。

例えば、

言葉 行動 状況
いただきます
ごちそうさま
手を合わせる 食事の時
パチパチ
上手だね
拍手 教えてことができた時
ありがとう 顔見て頭をさげる 物をもらった時
ないないして 物を片付ける 物を片付けてもらいたい時
どうぞをして 相手に物を渡す 物を運んでもらう時
さようなら
バイバイ
手を振る・ハイタッチ お別れをする時
座って 座る テレビを見る時

こういった行動ができます。(わかりやすいものを抜粋しています)

特に、最初に教えてたのは「パチパチ・上手だね」です。その理由は、他の行動を教える際に出来た時の「上手だね(拍手)」と両親が笑顔ですることで、子どもは何が正解なのかをすぐに理解するからです。また、正解しお父さんやお母さんが喜んでいると何度も同じことをし、覚えも早くなります。

また、言葉も同時に教えることで話すことはできなくても聞くだけで理解ができ、すぐに行動できるようになります。

1つの行動を教えるにはタイミングが必要

子どもは、行動をただ教えるというだけでは意味やどういう状況の時にするかまでは理解できません。
本当にその場になった時に教えるのが最低限のルールになってきます。食事をする時にだけ「いただきます」「ごちそうさま」を教えます。食事をしていない時に教えても、どういう状況の時にするかまではわからないからです。

ただ、そのタイミングでお父さんとお母さんが忙しいと教えることを逃してしまう可能性があります。タイミングを見て簡単な行動を少しずつ教えていくようにしてあげてください。

話せなくても会話ができれば子育てが楽になり、ぐんぐん成長していく

教えることには根気がいります。また、できなくても怒ることはNGです。一つ一つ覚えていくと、お父さんやお母さんは家事をしながら子どもに座ってもらうこともでき、ちょっとしたことで日々の暮らしが楽になり気持ちに余裕ができます。

お父さんやお母さんの気持ちに余裕ができることで、また新しいことを教えていけます。このようなサイクルが子どものコミュニケーション能力を上げることに繋がると思います。

また、子どもは行動(リアクション)をすることでお友達と仲良くなりやすく、保育園に行くのも楽しくなると思います。
一度、ご家庭で試してみてはどうでしょうか?